Diary

会社訪問

昼間、あたたかいのでアロマスクエア前のベンチでくつろぐ。木々の枝の先に見えないちからがこもってきているのを感じる。風もゆるい。
文芸春秋社に行くのに妥当なのは有楽町から地下鉄なのだが、時間が余りまくっていたので新橋で降りてバスに乗った。精神障害者の只パスをはじめて使った。国会議事堂の前を通ったり、信号なしで青山通りを横切ったりする楽しいバスだった。それでも時間が余ったのでコーヒーを飲んだ。会社訪問より緊張したな。
巨大出版社の前に立つとこのデカい私がとても小さいように感じられる。編集長自ら通用門のところまで来てくださって(帰りも送っていただいた、だからご用聞きじゃなかった)、会議室でゲラをいただいた。直しを入れて水曜日にもう一度来ることになった。他にも質問に答えていただいたり、いろいろ話をした。自分がこの場にいることが夢のようだった。審査員の作家の人たちが自分が書いたものを読むなんてうそみたいだと思った。自分のなかでダメに決まってるという声もするし、4/14にならなきゃ判らないという声もする、まあなるようにしかならないということだろう。いずれにせよ私のするべきことは今日のゲラをしっかり直したら、次はもっといいものを書き続けることだけなのだ。


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