Diary

戦争1

「大規模な空爆」をやって一体何人が傷つき、死んだのだろう。いや、人数の問題じゃない。死を受け止める側にとっては戦争はテロだ。フセイン一人を殺すために、ふつうに生きている人を何人も殺してもいい理由はどこにもない。アフガンの時も同じことを書いたと思うが、事態はより深刻かもしれない。
日本の対応について。「日米同盟が大事だからアメリカの武力行使を支持する」という小泉の台詞は全然理屈が通っていない。日米同盟があることと、今回の件が正しいものであるかは別物。正しいという言葉はおかしいかもしれないが、少なくとも何が正しいかを決めていく場が国連だと思う。確かにイラクには不正がある、だが国連を蹴ったアメリカの行為もまた正しくないと言える。なにより、アメリカの犬になってぶんぶん尻尾を振っている小泉を見ると気分が悪くなる。復興に金と人出すから破壊してくれよっていうのも妙な話だ。百歩譲ってアメリカを支持するにしても、もっと迷い、歯切れの悪い言い方をするべきだった。わりとうまくいっていた日本と中東諸国との今後の関係も心配だ。


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