Diary

愛すること

もうすぐ、蒲田に来て一年になる。今でも商店街を歩くのは楽しい。高校の頃は新宿を毎日歩き回って飽きなかった、予備校のお茶の水もそこそこいけてた、福岡の頃も西新の商店街を歩くのが嬉しかった。今、私は病気で貧乏だけど、愛する街に住めるのは幸せだ。逆かもしれない、不安要素を克服するために街を愛するのかもしれない。
この部屋に会えたのもよかった。天井の高い隠れ家みたいなところだ。狭さがかえって落ち着く。群馬の時もそうだったけれど、病気で辛いときでも愛する部屋で過ごせるのは幸運だ。埼玉の2DKは落ち着かなかった、西日がカンカンに入って向かいのスーパーが一日中呼び込みのテープを流していた。
蒲田の部屋
ここには最低あと1年はいられる。その後どうするかは判らない。続けて住むかもしれないし、都営住宅(手帳があれば優先権がある)を探すかもしれないし、京急沿線に進出するかもしれない、友達と部屋をシェアするって話もあった、それも悪くない、それともさっさと唐津に行ってしまうかもしれない。今は難しいが次はきっと愛するティーポと一緒に暮らす。
働くこと、はどうしても気にはなるが、今はできないのだから優先順位は低くていいのだ、愛することの方が大事なのだ。


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