Diary

トンネルに向かう汽車

夕べオトコが部屋に来て「おまえは病気じゃない」と言い出した。壁に貼ってある薬(薬歴の写真参照)を「あんなことをして病気だと思い込んでいる、だれしも病気だ」と言った。自分の部屋に何を貼ろうが知ったこっちゃないだろう。私はブチ切れて壁の薬を全部剥がして黙って投げ散らした。ここ最近は確かに調子がいい、だけど調子が悪いときでも外見からはわからない、「短いつきあいだしなんの知識もないくせにわかったようなことを言わないで欲しい」と私は言った。言いながら再発したらコイツとも終わりだなと思った。絶対とは言わないが躁鬱はかなりの確率でほぼ一生再発を繰り返す。調子のいい時だけの相手か。そんなことを言っても仕方ないから黙っているとふてくされるオンナが一番嫌いだとオトコは言った。私はトンネルの入り口にむかって走っている汽車なのだ。一つ抜けてもまた別のトンネルがある、そういう路線にいるのだから仕方がないだろう。トンネルの手前の駅で降りてもらうよ。
たまには痴話話。女同士の電話みたいな話。


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