Diary

カンヅメ3日目

小説に関して、文芸誌では最初に枚数の厳密な約束はあまりしない。一応、50枚とか100枚とか言うけど、言った通りになったのは「袋小路の男」と「勤労感謝の日」だけで、あとはバラバラ。未熟者ですから。
今回の「愛なんかいらねー」が一番わからなくて、私が30枚? と言うと、新潮は100枚くらい行くでしょう、と言う。原稿料3倍とかそういうことではないのだ。実験的な作品なので、嫌いな人は嫌いだろう。それでも、書かなければならないものというのはある。
しかし、缶詰めで15枚が50枚になる不思議。結末は割と早い段階で決まっているのだが、あちこち不足だらけで、枚数も内容もどうなるんだかまだわからない。

それより、気になるのはあれだ。開け放した窓の外を昨日からアシナガバチがふらふら飛んでいる。巣があるのか、物件探しをしているのかわからないが、あんなのに紛れ込まれたらたまったものじゃない、と思いながら、タバコを吸う人間としてはついつい窓を開けてしまう。

携帯も不通で、殆ど誰とも喋らないと日記が饒舌になります。


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