Diary

干物の顔

金目鯛の干物をいただいた。とても美味しかった。私が残した顔とか骨とかシッポとかは犬の大好物なので、ドッグフードにのっけてやった。茶色は旨いメシのときだけは食べるのが極端に早い。そして食べ終わると牛のところへ行って睨む。睨まれると牛は譲ることになっている。人間だったらちょっとアレだが犬畜生はそういうものかと思って放置している。

睨まれた牛は、干物の顔のとこだけさっとくわえて庭の安全なところに逃げた。その様子がなんとも、小心者の狡さみたいな感じで笑えた。茶色は、牛が残したドッグフードを食べた。庭の方から「カリカリカリカリ」と牛が干物の顔を食べる旨そうな音がきこえてきた。


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