2003/9/14 日曜日
夜のロドピンを飲むと1時間半座ってもいられない程苦しむことが判った。明日禿先生に相談しよう。鬱そのものは軽くなったがまだ出歩くのはきつい、ロッテンマイヤーは今週も休む。「袋小路」や「チョンゲスト」の原稿もすごくダメに思える、ボツになるかもしれない、なって当然かもしれない、と思う。「仙人」の原稿もやりながら「こんなの面白いんだろうか」と思う。編集長の熱い励ましの書き込みを見て正気を取り戻す。
とりあえずなんとか生きてます。飯は食えるようになりました。
2003/9/10 水曜日
朝、精神病院に行く。胃も頭痛も神経性で、体の疲れから鬱が来たのだと思うと言うと、「それだけ自分で診断ができていても、症状が出てしまうんですよね」と禿先生が言う。「健康管理も含めてコンスタントに続けていくことが仕事では大切ですよ」とも言われる。確かにそうだ。
理由のある症状なので薬はあまり出ない。抗躁剤ロドピンを一日1tに戻し、抗鬱剤ルボックスを一日1tに減らす。
それでも、今は昨日貰った原稿の直しに夢中で、興奮している。とても疲れていて胃がもたれててあくびばかりでるけれど、止められない。歯医者で休息。野球でまた興奮するのはよろしくないなあ。
2003/9/9 火曜日
母は点訳をしている。「今だったらパソコンで点訳なんていらないんじゃないか」と私も最初は思っていたが、漢字の読みだとか、記号の類とか含めて全部ひらがなで打ち直しをしないと機械にかけられないのである。校正の仕事もある。おかげで私より四半世紀遅くダーウィンを読んだり、カビの本で読者の人から点字の手紙を貰ったりしてそれなりにやりがいがある様子だった。ところが今回だけはいかん。舞城王太郎「阿修羅ガール」。こりゃちょっと、70歳にはきついでしょう。「イッツ・オンリー・トークなんてかわいいものだったのね」と今更ながら言われる。ええそうなんですやっとわかりましたか。
点字図書館の名誉のために言うと手違いがあって他の人と入れ違いになったらしい。
私の方は渋谷で新潮と「海の仙人」の打ち合わせ5時間。随所に厳しいチェックの入った原稿が返って来る。いいものに仕上げよう。10月初頭にもう一度取材に行くかもしれない。
2日間完全に休んでいたので気分の方は大丈夫でした、まだわからないけれどご心配かけました。
2003/9/8 月曜日
医者に電話をして鬱っぽいので抗うつ剤を飲みたいと相談する。アナフラではなくルボックス2tで様子を見ることになった。在庫が役に立つ。嘔吐の副作用は今のところ、大丈夫。
福岡にいた時の女性総合職の先輩二人からメールをいただく。私の異動が多かったこともあって二人とも音信不通になっていた。一人はガーナに単身赴任、一人はジャカルタから帰国して福岡にいるとのこと。ガーナには行けないけれど福岡には行きたい。福岡なんて、羽田からすぐじゃん。
2003/9/5 金曜日
イラストレータ-のFさんと紀伊国屋で待ちあわせをしたが、時間前にアロマスクエア前の椅子でぼーっとしているところを発見されて、そのままそこが気持ちいいので打ち合わせをした。装画の提案用資料をいただく。こちらからは文學界9月号(図書館でコピーされたと聞いたので)と、海の仙人の、取材に行ったときに撮った写真をお渡しする。もう、大昔の写真だ。それから「袋小路の男」タイトルからの発想で描いた絵もいただく。なんかニヤニヤしてしまった。ルーリードやtheピーズもお好きだとのこと、趣味が似てるんだなあ。
夕方から日課の鬱。毎日来なくてもいいのに。一杯の水を飲むのも苦痛。