Diary

2017振り返り

ここ2年ほどは、自分の環境を整えながら新しい繋がりとやり方、企画を作っていくことに注力していましたが、来年は小説をしっかり書くことに一番の重点を置いていきたいと思っています。ちょうどそのシフトを動かすタイミングの年だったと思います。
高経大の非常勤講師(インタビュー実習)と、火曜日のラジオAir Placeの仕事を終えましたが、7年ぶりに群像の仕事が入り、4月からは連載小説も始まります。『忘れられたワルツ』も河出文庫から刊行されることになりました。文藝春秋からの書き下ろしの古墳時代の小説も、人とのご縁やタイミングが合った感じで動き始めました。しっかりと形にしてお届けしたいと思います。
 
今年の目標は「ベストコンディション」でしたが、前半は余裕がなくて6月、7月には精神的に参ってしまいそうでした。なんとか早めに対処して、病的なことは回避できたと思います。9月に休暇がとれたのはよかったです。なにもしない時間、心を整えて待つ時間が小説を受けとめるためにとても大事であることを痛感しました。
ドライブに出かけたり、馬に乗ったり、美術展を見に行ったり、楽器を弾いたり、状態がいいときほど楽しめてしかも切り替えもうまくいくことが実感できました。
 
今年は岡山、函館、青梅、奈良、富山などにお邪魔しました。
個人的に今行きたい場所は、絲山のルーツである佐賀、そしてお隣の栃木も気になります。もちろん小説の要請に応じてフットワーク良く動きたいと思っています。来年の今頃「こんないい場所や、楽しいことを去年は知らなかったなんて」と思えたら幸せだと思います。
今年もありがとうございました。2018年もどうぞよろしくお願いいたします。


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