2012/8/19 日曜日
18日も午前、午後と取材5社。さすがに疲労困憊。夜はブックフェア会場でスピーチをしたあとサイン会。あと予定外のテレビ。日本よりは若い読者が多かったかな。説明なしの予定変更や追加があまりにも多くて最後担当者に文句言ったけどすべて済ませたので19日帰国。美味しい中華を毎日お腹いっぱい食べてたのに3日で3キロ痩せました。
ずっと日本語で通訳さんに話してるけど、三日間日本人には会ってないっていうのは変な感じです。フランス語のできる記者とフランス語で雑談したときが一番スムーズで楽しかったなあ。
17日は朝から上海図書館での講演会で「作者、読者、行間」というテーマで50分話したあと対談。午後はテレビ「今夜読書しよう」に出演、合間に新聞、雑誌などのインタビュー3件。芥川賞のときよりずっとハードです。ブックフェア会場はすごい人混みと熱気で、自分の本の大きな広告が出ていてびびった。
取材に答えていると私にも発見がある。大好きな「更級日記」にはダメな奴がたくさん出てきてそれがすごくリアルであることとか、ル・クレジオと私の小説の共通点はよそ者が主人公であることとか。普遍性とはなにか、リアリズムとはなにか、いろんなことを考えました。
15日は新潮社打ち合わせ、都内に泊まって16日朝の便でブックフェアを開催中の上海に来ました。出版社の同行とかはなしで一人で、こちらの翻訳会社の招きで来ました。
空気は東京よりきれいなくらいで(前日雨だったらしい)、想像したほどの人混みに巻き込まれることもなく、ごはんはものすごく美味しい。しかしタバコを吸える場所があまり見つからない。車のクラクションはすごいね。
中国ではイッツ・オンリー・トークと沖で待つが出版されたばかりで、午後2時から7時まで通訳3人交代しながらぶっ通しで新聞取材でした。「ダメ男を書くのはなぜか?」「男っぽい性格か?」と日本と全く同じことも聞かれましたが、どの記者も文学に対して強い熱意を持って取材してくれました。あと「天才宣言」は全部の記者に聞かれた。なんかツボだったのかね?
夜は招待してくれたこちらの出版社の社長と会食、私自身が翻訳文学ばかり読んで育ったのでそういう意味で自分の小説が翻訳されることはとても嬉しい。
2012/8/14 火曜日
昨日は土屋文明記念文学館で北杜夫展を見た。工夫された展示でじっくり見ることができた。万が一絲山展が没後開かれたときのために、躁状態のときのメモだけは破棄しておこう、と思った。
今朝は東京芸大の池田政治先生のご本に寄稿する原稿を仕上げた。8月の締切5/7まで済み、午後は離陸を書きます。
2012/8/12 日曜日
毎日忙しくてやんなってきた。異様な集中力ももたなくなってきた。犬に「にゃーん」と言ってみた。茶色が横目で「バッカじゃないの」と言った(昨日おこられて半べそかいてたくせに)。牛はなにを言われてもハイハイ承りますよと寄ってくる。
午後文春と打ち合わせ。今夜は花火なんでバーベキューでもしようと思って、まあそういうんで忙しいってのもある。
2012/8/11 土曜日
21日掲載分の上毛新聞「街道を行ぐ 水上ー片品線」を書き上げて送付。あとは「離陸」を書く。
急に思い出していすゞジェミニのCM(街の遊撃手/才なクルマ)をYouTubeで見た。やっぱりすばらしい。ジェミニはレンタカーで運転して結構気に入った車だった。
2012/8/8 水曜日
昨日は上毛取材で水上〜片品。とても涼しかった。帰りに産直で袋いっぱいのバジルを60円で買った。トーストにマスタード塗って、ハムと交互に挟んでサンドウィッチにしたら美味しい! 風呂にも入れました。
今日は午前中、小説現代と新潮のゲラ、午後FM。4時台 opは「マックスウェルズ・シルヴァー・ハンマー」ビートルズ、セレクションは「アイム・ノット・イン・ラヴ」10cc、5時台opは「ウォッチン・フォー・サム・ガール」ライ・クーダー〜「ハートエイク・トゥナイト」イーグルス、5時台edは「スウィート・ジェーン」ルー・リード。おすすめ本は私も寄稿した「とっさの方言」(ポプラ社文庫)ですが、巻末の全国の方言比較のところで、なんじゃそりゃあって群馬弁が出てくるのでラジオでリスナーに聞いてみます。