Diary

上海出張(2)

17日は朝から上海図書館での講演会で「作者、読者、行間」というテーマで50分話したあと対談。午後はテレビ「今夜読書しよう」に出演、合間に新聞、雑誌などのインタビュー3件。芥川賞のときよりずっとハードです。ブックフェア会場はすごい人混みと熱気で、自分の本の大きな広告が出ていてびびった。

取材に答えていると私にも発見がある。大好きな「更級日記」にはダメな奴がたくさん出てきてそれがすごくリアルであることとか、ル・クレジオと私の小説の共通点はよそ者が主人公であることとか。普遍性とはなにか、リアリズムとはなにか、いろんなことを考えました。


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