Diary

小説送ってこようとする方へ

このサイトでメールを開放している関係で、ときどき「原稿を送りたい、見て欲しい」というメールをいただくことがあります。個別に返信するのもばからしいのでここに書きます。

1)新人賞がなんのためにあるのかわからなくなります。私は群像で選考委員をしております。それ以外のデビュー前の原稿を見たりアドバイスをするのは「ズル」だと思います。任期が来て選考委員をやめた後も同じです。

2)見るだけなら只、と思われているかもしれません。では寿司職人のところに行って「私が握った寿司を持ってきましたので、食べてアドバイスください」と言って、食べてもらえるでしょうか? プロ野球選手にいきなり「バッティングフォーム見てアドバイスください」ってのもあり得ないでしょう。

以上のことから、今後も一切対応しませんし質問もお受けできませんので原稿は新人賞の方へお願いします。


なぜ仕事ができないか

早起きを始めたのは、高崎に来てからだと思う。特にこっちの家に住むようになってそれが当たり前になった。当初はそれで仕事をする時間が大幅に増えてよしよしと思っていたのだ。それが今ではこんな感じ。

4時に起きる。夏ならもっと早い。原稿を見直しつつ、メールの返事を出したり米を研いだりしていると、外が明るくなる。

外に出て犬をおっ放してコーヒー。洗濯機を回しておいて日の出とともに散歩に出かけ、散歩しながら犬体操をする。エサをくれながら買い物メモを作る。ゴミを出し、風呂湧かしながら洗濯物を干し、風呂入りながら飯を炊く、食べて片付けてざっと掃除。

するともうスーパーが開く時間。信じられないことだが4時起きなのに9時なのだ。今日は、ガソリンスタンド、ホームセンター、公共料金、ドラッグストア、スーパー。帰ってくると昼。4時に起きたのに12時なのだ。8時間経過しているのにちゃんとした仕事が始まらない。それで焦る。慌てて昼ごはん。

美容院の時間までと思って仕事をしていたら、いる筈のない場所に茶色がいる。見たら鎖を止める輪っかが壊れていた。応急に散歩紐で繋いで、鎖を買いに再びホームセンターへ寄りつつ美容院へ。帰って来ると4時すぎ。暮れたら漆黒の闇なので犬の散歩へ。しつこいようだが、4時に起きたのに17時をまわっている。洗濯物取り込んでやっと仕事。でもお腹すいてきた。

独身の専業作家の時間割として絶対におかしいと思うが、どうしたら家事をうまくやりくりできるのかわからない。明日からの一週間で四件来客(うち三件は出版社)。もしかして、これが間違いだったのか。


帰省

昨日は朝4時出発、自宅ー東京の実家で新記録1時間32分を出した(犬も積んでおりますし、暴走はしておりません)。スタンドに寄らなかったら1時間20分台出せたなぁ。  

午後から兄夫婦、姉夫婦が集まって正月の宴。犬どもはたびたびかまってもらえて大はしゃぎ。痛飲のあと痛眠。今日は早めに帰ります。「広島弁のiPad動画」を母に見せたら喜んでくれてよかった。


本年もよろしくお願いします。

マイナス3.3℃まで下がりました。犬の散歩で初日の出。毎朝見てますが、今朝の朝焼けは美しかったです。クリスマスは嫌いですが正月は好きで、来年もその後も、何度でもここでこうやって犬どもと地平線を見ていたいなあと思いました。

自己流で、博多雑煮もどきを作りました。アゴ(トビウオ)の出汁で、ニンジン、椎茸、下仁田ネギ(本場にはない)を煮て、カツオ菜の代わりに小松菜を使いました。博多では丸餅を焼かずに煮るんだけれど、私は洋風縁側に出て、七輪に火を熾して餅を焼きました。アラ(クエ)の代わりのブリも七輪で焼きました。お椀に、庭の柚子の皮を削ったものと、焼き上がったものどもを入れ、熱い出汁をかけてできあがり。自分で作ったのは初めてだけど、アゴだし+脂ののったブリが懐かしくて旨かったです。

七輪にさんざん恨めしい視線を送っていた犬どもには、あとでブリの残りと小松菜、ニンジンの残りをスープにしてやりました。「犬のお年玉」は明日やります。

日中は仕事。正月だから気持ちに余裕があるのか、いい感じで原稿が書けました。今年はほんと、こーゆーんに過ごしたいです。文学の神様への初詣ができたかな。


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