Diary

「離陸」の初校ゲラをやりました。読売の文芸季評の本は10月分リストの2/3読み終わりました。昼寝もしました。


唯一、不在じゃないもの

今日の法政の予定は、先週のインタビューのまとめ発表。その後冊子に掲載する原稿で提出されたものについて読み合わせ、検討。時間が余るんじゃないかと思うので、「自営業者としての作家」(学生が思ってるよりはるかにキビシイし面倒くさいよって話を愚痴ではなくきちんとした形で)もやりたいと思っています。残りは12月12日にやる予定。

先週学生と話していたときに、私が影響受けたものってもちろんフランス文学も大きいけど、一番はtheピーズなんじゃねーの、と言った。授業のなかでよく学生から「不在がテーマ」って言われるけれど、ピーズだけは活動中止期間も含めて、私のなかで(共感したりとか、あるいはクルマにCDが必ずなんかしらあるとかも含めて)、唯一、一度も不在になったことがないんじゃないかな。学生と7ヶ月あーだこーだやってきても、まだそう思うもん。


ちょっと辰年なんとかしてください

昨日、町で聞いた驚愕の事実「来年は辰年」。年賀状を廃止して久しいので干支なんて気にしてなかったけれど、辰年が来るってことは、その次が巳年、午年もすぐ来るってことじゃないですか。年女の足音がひたひた聞こえて来てるってことですか。びっくりしたなあ。やめて欲しいなあ辰年なんて中止でいいんじゃないですか? 私もネアンデルタール人としては長生きしたなあ、とは思ってたんだけど、それにしてもなあ。

今日は、上毛のゲラを仕上げて戻し、法政の講義の閲覧資料と配付資料の準備をしてます。


上毛のゲラは今日明日で仕上げる予定。文學界のゲラは月曜着。新潮の短編「恋愛雑用論」のエピソードがいくつかふくらんで面白くなってきた。

ヒマだったのでオフィス2011とATOK2011をメインのiMac(パチンコ台)に入れた。iBook(ノート)のOS10.4 だと古くて入らないとか。バージョンアップも考えたけど、うやむやにすることにした。


今朝は立川通院。前回の受診からひたすら寝て短期間で落ち着いたことを話すと、対処も良かったが病気そのものもずいぶんよくなったと言われて嬉しい。もちろん躁だったら鬱ほど単純にはいかなかったし、躁で小説は書けない。病気に属する狂気は、創作に関しては何の役にもたたないと思う。

文學界も上毛新聞も昨夜入稿してしまったのでゲラ待ち。新潮の短編を少し動かしている。


「離陸1」f稿を文春に送る。もう少し原稿でちくちくやりましょうかと相談したが、入稿してゲラで作業することになった。

昼から気晴らしに出かけた。くたびれてたけど、クルマ出したら元気になったので四万温泉へ。露天でのんびりできて嬉しかった。スッキリした。

気分の切り替えができたので夜は上毛の「街道(けぇど)を行ぐ」を書きます。


昨日の夜から、集中力の限界まで「離陸1」の原稿を書いて、ごはんやお風呂で鎮静して2時間仮眠、起きたら即原稿、というサイクルを繰り返している。ごはんの回数が多い気もするが、枚数的には40枚をクリアして内容もひととおり繋がった。このあとは推敲をすすめ、ある段階になったら、カレーやおでんを一晩おくのと同じように半日くらい放置する。その間に上毛新聞の連載を書く予定。その前に犬の散歩。


ヒキコモリ宣言

インタビューの後読売の記者を(日帰りするとのこと)高崎駅まで送って、食糧とタバコを補充して帰って来た。仮眠をとって原稿。昨日新幹線で書き込んだ部分から、あちこち動き出した。金曜まで犬の散歩以外では出かけません。仮眠はさんで昼夜関係なく仕事します。

別に締切が大変というわけでなく、初回を早く仕上げておかないと年末進行で泣くんですよ。あと、ゲラのいじくり方が異常なので早く入稿したい気持ちはあります。


「外線4番に牛くんから電話です」

「原稿なんか」書いてたら、数十年ぶりに「ハァハァ言うだけの無言電話」がかかってきた。牛くんからかかってきたのかと思ったけれど、牛くんは庭でどてっと寝ている。また「原稿なんか」に手を出したら今度は宅急便2本と植木屋さんからの電話とダスキンが続けざまでなんともならん。半泣きまではいかんけど、1/4泣きくらい。ダスキンで掃除しなくちゃいけないのを思い出した。もはや「原稿なんか」書いているヒマはない。文学の神様ごめんなさい、夕方からがんばります。

午後、読売新聞富山支局来宅。わざわざ記者が群馬に来てくれて、富山版に「不愉快な〜」の記事が出るとのこと。とても名誉で、ありがたいことだと思う。


柚子はおりこう

今年も柚子がたくさん実をつけてくれた。去年よりも実が大きい。実家などあちこちに発送も始めました。昨日は柚子湯であったまった(ケチなので一度鍋用に絞ったもの。お客様がきたときにはそんなことしませんが)。

4時半起きで、上毛の原稿を書き始める。散歩に出たら夜中の雨が上がって散り散りになった雲に映える朝焼けが美しかった。

今日の法政は学生による私へのインタビュー。実習は過去2回行って今回が冊子に残すメインのインタビューとなる。やり方や分担など、作戦はすべて彼らに任せているので、どうなるんだかまったくわからない。彼らは既に私の仕事のやり方とか考え方とか、かなりよく知っているし、一体何を聞かれるんだろう? 写真も撮るそうなので少しこざっぱりした格好にします。講義のあとは補講2人。


TOP