Diary

夏は夕方

暑かったですねえ。
でもクーラーなんか入れたら損した気分になるので入れません。
なにしろ去年7回という記録があるので、今年は5回を目指しているのです。
昼間は家の中で涼しい場所を探して猫のようにうろうろ移動し、4時からは夕涼み、散歩で歩くには田んぼの中の道が涼しいんだということを発見しました。

絲少納言に言わせると(誰だそれ)
夏はゆふがた。薄暮の甲子園にて真弓選手落球する凪の時間帯なり。バーベキウの煙に混じる蚊取り線香のかほり、あはれなり。
という感じで、夏っぽくなってくると夕方が好きになります。


キノコ祭り

「末裔」の主人公、省三は、どこにでもいそうな58歳ののおっさんですが、今回書いてしまえば終わりかと思うと私にしては珍しくさびしいのです。書き終わったら確実にいなくなるし、こっちもゲラが終われば忘れてしまうし。
でも、単行本はまだ先です。(年末か来年?)
新潮の「超然」(タイトル未定)の方が早く出ると思います。またはっきりしたら書きます。

昨日すてきな紳士が、生キクラゲ、ハタケシメジ、アワビタケを届けてくださったので、今日はキノコ祭り。中華丼がおいしくて2回食べ、夜はきのこ炒め。明日は焼きそばに生キクラゲ入れたいなあ。
どれもほかのものには真似できないすばらしい食感、たまりません。


「末裔」最終回を書いている。
夕方遅くに群像担当者と打ち合わせ。


麦茶を沸かした

ここ数日、茶色が食べるのが極端に遅かったので、29円の豆腐1/2丁(残りは私のゴーヤチャンプルー)と、好物のサバ缶をドッグフードに混ぜてやるとあっという間に食べた。贅沢病か。牛は一年を通して変化なくガツガツ食べます。早く食べないと姉ちゃんにとられちゃうからね。
暑かろうと思って、散歩のあとタープを貼ってやった。気持ちよさそうに長々と伸びて寝ております。梅雨明けからはよしずにグレードアップします。

明け方から断続的に「超然」を書いている。現状74枚。来月10日の締切は大丈夫そう。
合間に掃除とか。
午後「くうねる」を迎えに行って自宅でインタビュー。


6月29日朝日新聞夕刊に記事が掲載される予定です。
こちらもできるだけの努力はしましたが、内容はかなり残念。
ここ数年各部署で多くのことが積み重なり、我慢してきましたが、しばらくの間朝日新聞に関しましては文化部以外の取材は遠慮したいと思います。


昨日1時起きだったののに夜飲みに行ったので、今日はへろへろ。
思い切って休めず、本の雑誌のゲラを戻し、近況報告を送り、「末裔」最終回と「作家の超然」をちょろちょろ書いた。「超然」は68枚。
明日来客(くうねるの取材)なのに掃除ができてない。参ったなあ。

最近、伊坂幸太郎さんの本を読み始めました。以前から興味があって読みたいと思っていたのですが機会がありませんでした。この夏は、大江さんや、星野智幸さん、筒井さんのときのように、久々に「買い込んで手当たり次第読む」という楽しい時間が過ごせそうです。


1時起床、3時から4時まで仮眠。立川の精神科へ。
昼に帰ってきたら本の雑誌から催促のメール。えっ、締切二日前に催促!? 内容は考えてあったので昼飯返上で書きあげて3時間後に送付。返事なし。催促なんてそんなもんです。ああくたびれた。

(追記)ちゃんと返事来ました。ほっとしました。


群馬の初夏

夏至が近づいて太陽は関東平野の出口の方からではなく、赤城の裾野から昇る。(ここからはそう見える)

野菜高騰の折にお世話になった庭の春菊にも花がちらほら。
試してみたけれど、もう固くて煮ても焼いても食べられない。
とうが立つとはこういうことか。親近感を覚えます。

今日は年に一度のオーガニック記念日。裏の畑に、さるかに合戦でも有名な「牛の糞」が施肥された。
臭いのは地面に鋤きこまれる前の一瞬のことで、やがて背の高い飼料用のとうもろこしが北側に育てば夏の間涼しく過ごすことができる。ありがたいことです。

早朝から「超然」を書くがくたびれて昼寝してしまった。
夕方獣医さんへ。検査をしてもらって、フィラリアの薬をいただく。
脅えていた犬どもも、帰りに公園に寄ってはしゃぐ。ポピーが一面に咲いていた。
帰ってきてから、フィラリアの薬が仕込まれている(とも知らずに)チーズをもらって満足して、ちょっとだけじゃれて、眠った。

キジが鳴いて、日が暮れればまたカエルの大合唱。


昨日の会合でお世話になった方々、参加された方々、ありがとうございました。
北杜夫さんの長女の斉藤由香さんの講演は、家族の立場でユーモアと深い思いやりにあふれたエピソードをたくさん紹介され、「楡家の人々」などを思い出ながらとても楽しくリラックスして聞くことができました。
また、理化学研究所の加藤忠史先生の講演では最先端の研究成果をわかりやすく教えていただけました。充実した会だったと思います。


本日の日記

あまりにも車が汚いので朝から洗車。
明日の、NPO法人日本双極性障害団体連合会創立会の講演のため、前泊で東京へ。

母からの一行メール「もちろん犬君も来ますね?」(ええ、孫待遇ですからね)
東京は野菜が高いとのことなので(こちらは全く実感なし)産直経由で行くことにする。
講演会が目的なのに、親にとっては「犬と野菜の輸送をする娘」である。


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