2007/3/7 水曜日
ハナコの自炊エッセイをまとめた単行本「絲的炊事記」に加える書き下ろしエッセイのための取材で東京へ。やったことはパン作り。先生に助けていただきながら、とりあえず4時間の実習は終えました。あとは書くだけ。
へろっへろに疲れたけれど、少しは薬の下支えが効いてきたかもしれない、変な絶望感とか常規を逸した悲しみとかは感じなかった。
2007/3/5 月曜日
今日の予定。夕方、前橋の喚乎堂にて4月イベントの打ち合わせ。その後、新潮打ち合わせ。それまでは横になってると思う。
後輩との飲み事と、帰省はキャンセルさせてもらった。多分数日でアナフラニールが効いてくるはずだけど、ここで無理すると長引いてしまう。
2007/3/4 日曜日
鬱状態。
朝はふつうに仕事をしたが、次第にだるくなり、座っているのもつらくなったので横になっていた。
気が沈むとか、気が塞ぐとかいう段階じゃなく、ものを考えること自体が苦痛。
これからまた寝ます。
2007/3/3 土曜日
朝から「ダーティ・ワーク」の再校ゲラを終わらせた。もう見たくない。
買い物に行って飯作って食って片づけたら、なにかのスイッチが入ったみたいに意味もなく落ち込んでしまった。卵を買い忘れたせい、とかじゃなくてほんとに意味がないんだと思う。しばらく小説をやってたんだけど、どんどん機嫌が悪くなる一方だったので頓服で処方してもらっていたアナフラニールを飲んで少し寝た。
2007/3/2 金曜日
群像の小説と「ダーティ・ワーク」の再校ゲラをとっかえひっかえやるが、どうも集中が続かない。はかどらない割には時間がたつのが早い。ぱっと切り替えて買い物行くなり、散歩するなりすればよかった。
日が暮れたら飯の支度しよう。
咳はかなりよくなりました。ご心配かけました。
2007/3/1 木曜日
韓国講演準備。講演時間が随分長いなと思っていたら、通訳が入ることを失念していたのだった。ちゃんとまとまるようにしなくちゃ。テーマは「作品世界の内と外」、テキストは「沖で待つ」と「海の仙人」。文学理論もどきのことを考えるのはすごく楽しいんだけれど、テキストの読み返しは面倒。
オフィス・デポに事務用品をあれこれ注文。いつも行っている文具屋さんももちろんあるのだけど、紙(箱単位)とか、複合機のインクとかは通販でまとめ買いする。躁っぽいときはこういう作業も気分がいいんだけど、普通のときは面倒くさい。
ハナコで連載していたときも、料理作るとか文章書くとかじゃなくて、封筒に挿し絵の色紙を入れてに宛名書きすんのが一番嫌だった。会社員時代から事務処理と名のつくものは殆ど全部嫌いだったなー。
夕方、FMぐんま生放送と来週分の収録。「絲山セレクション」はハナ肇とクレージーキャッツの「こりゃシャクだった」。
2007/2/28 水曜日
朝、通院。
所沢インターまで高速で行くわけだが、走っていて後ろにつかれたとき「こいつには車線を譲りたくないな」というクルマがたまにいる。例えばスキー野郎とか、下品なデザインのクルマとか。でも悩むのが同じイタリアのアルファロメオ。147とかのちっちゃいやつは別として、アルファは悩む。抜いてもらっていいのか悪いのか、沽券にかかわるのかどーでもいーのか。アルファの方が値段は高いが、こっちは面構えが悪辣だ。よくわかんないので、ついアクセルを踏んでしまう。
病院の帰りに、珍しく洗車をした。もちろんスタンドで、一番安いやつで。
今のところまだ鳥爆弾はくらっていないし、雨も降ってない。
そろそろ韓国の講演会の準備をしなくては。早いもので、あと3週間。
2007/2/27 火曜日
朝、文化放送へ。吉田たかよしプラス! 最後の収録。咳き込むこともなく無事終了。
タバコはピース・スーパーライトでなんとか決着する。新幹線の55分ごとき余裕で我慢できるんだけど、喫煙席が名残惜しいので(JR東日本は3/18から全面禁煙)乗りました。あるものは最後まで使わないと。きっと乗っている人たちの気持ちは同じだと思う。
今日はほかに予定を入れずに帰ってきて、高崎で寄り道した。暖かいので、自転車に乗るとあちこち行きたくなってしまう。
蚊柱再発見。ちょっと離れた場所にいた。いわゆる蚊というより、小さな羽虫みたいなやつだけれど、もしもあれがハマダラカ属の蚊だったら私なんか年中マラリアだ。洗濯物にくっついて入ってきたりもするし。そう思うとセネガルは大変だなー。
2007/2/26 月曜日
4時始業。テンション低いながらも仕事ー家事ー仕事ー家事ー仕事となんとかすすめる。
午後は早上がりして自炊して早寝、明日は早いから休肝、と決めたところで、カレ(という豪傑女)から「本日ぜひ」とのメールが来てあっさり捕まってしまう。意志弱いなー。でも「勘弁してよ明日早いんだから」と言いながら飲む酒ってんまいんだよなあ。
咳はますますひどい。一時的にタバコやめないとまずいんじゃないかと考え始める。でも15歳から吸っていて17歳が最後の禁煙という私が、そうそうぷつん、とやめられるわけもなく、ちょっと考える時間をください、と言いながら一服してまた苦しむのである。