Diary

貯金公開

窓を閉めようと立ち上がった時に足元でぷちっという感触があった。テレビの配線の繋ぎのところをやった。ええ、そうそう昔のやつ、弁当箱みたいのにコードを突っ込んでネジで回して留めるやつ。もうコードがぎりぎりで繋ぎ直せないや。貰い物のテレビだけれどもういいか。パソコンでテレビを見られるようにチューナーを買おうかな、いやもちろん稿料入ってから、ってことは最短11月か。はあ。別にテレビなんか普段はいらないんだけど、なんか事あるごとに金がないのがむかつく。ある人に「自転車操業」と言われたが、新人賞貰った時に500万も1000万も貯金がありゃそりゃ話は別だよ。私の貯金、1400円。
新潮に「海の仙人」(タイトル変わるかも)直しを送る。角川も相談事があって原稿を送った。でもすっきりはしてない。


寝ながらできる仕事

お腹壊して寝てた。あんまり仕事にはならんかった。


醒めない昼酒

自由が丘で昼からビール。いつも相談してる人に、小説の話をいろいろ聞いてもらう。
帰って来て仕事をするだろうと自分でも思っていたが大間違いで、いつまでたっても酔いが醒めない、頭がぼーっとしている。すごく久しぶりの後輩からメールが来ていた。某出版社にいる大学の同期と、先生と飲む件で長電話。
一人でこういう暮らしをしていると、人との接点が多い日とまるでない日がある。ない日の方が多いけどね。


祭りの後

母が「もう私これから何をしていいのかわからない」と言った。昨日は来客中にも関わらず台所に隠れてはイヤホンでラジオを聞いていたらしい。父は野球で母がイライラしなくなって心底ほっとしていることと思う。我が家では父と兄はサッカー党である。
とりあえず私の今日も脱力モード。スポーツ新聞を全部買ってコンビニのおばちゃんに笑われた。たらたら仕事はするものの、なんか身が入らなくて昼寝。今日は日本中にこういう抜け殻がおるんだろうなあと思う。


阪神優勝

いつまで実家にいても阪神は優勝しないので蒲田に帰ってきてラジオを聞いた。そしたら優勝した、そんなもんだね。
18年前、浪人してた私は優勝の試合を神宮で見た。2浪の人が朝4時から並んでチケットをとってくれた。掛布のホームランで同点だったのかな、確か。佐野の大飛球もあった。85年のチームで一番好きだったのは弘田だった。小柄でいやらしいバッティングをする選手で「いぶし銀」と呼ばれていた。優勝の日は銀座線の中でも六甲颪の大合唱だった。家に帰ると母がほろりと涙をこぼしていた。
18年間ずっと、ちゃんと応援してたわけじゃない。暗黒時代、シーズン中盤になるともう捨てていた年も多かった。新庄が渡米するときに入ってきた選手が「僕が新庄さんの穴を埋めます」と豪語した。まさかと思ったけれど、それが今日のサヨナラヒットを打った赤星で、私の中では弘田の後継者だ。
優勝はすごい。なんか、自分にもすごいことが出来るんじゃないかという気にさせてくれる。そうやってバカになりきれる喜びを野球が与えてくれる。


生存報告

夜のロドピンを飲むと1時間半座ってもいられない程苦しむことが判った。明日禿先生に相談しよう。鬱そのものは軽くなったがまだ出歩くのはきつい、ロッテンマイヤーは今週も休む。「袋小路」や「チョンゲスト」の原稿もすごくダメに思える、ボツになるかもしれない、なって当然かもしれない、と思う。「仙人」の原稿もやりながら「こんなの面白いんだろうか」と思う。編集長の熱い励ましの書き込みを見て正気を取り戻す。
とりあえずなんとか生きてます。飯は食えるようになりました。


できること

出かけたかったが無理。仕事、昼寝、阪神のデーゲーム、そしてまた仕事。


たかだか蒲田

回復してきたので、車で蒲田まで薬だのなんだのを取りに行ったがやはりしんどかった。


阪神が優勝するまで実家に居座るのである。蒲田に薬を取りに帰りたいのだが、体がだるくて行けない。へばっている。傷んだ桃にでもなったようだ。仕事はしている。


興奮状態

朝、精神病院に行く。胃も頭痛も神経性で、体の疲れから鬱が来たのだと思うと言うと、「それだけ自分で診断ができていても、症状が出てしまうんですよね」と禿先生が言う。「健康管理も含めてコンスタントに続けていくことが仕事では大切ですよ」とも言われる。確かにそうだ。
理由のある症状なので薬はあまり出ない。抗躁剤ロドピンを一日1tに戻し、抗鬱剤ルボックスを一日1tに減らす。
それでも、今は昨日貰った原稿の直しに夢中で、興奮している。とても疲れていて胃がもたれててあくびばかりでるけれど、止められない。歯医者で休息。野球でまた興奮するのはよろしくないなあ。


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