Diary

通院日

車で片道1時間を、電車で1時間半かけて行くとすごく遠い。禿先生に1ヶ月はだめですか、と言ったら、半分ロヒプノール、半分アモバン(苦い眠剤)とひきかえに許可された。苦くても負けないもん。
歯医者も10月から始めて、全くいつまでかかるのか、少しイライラした。聞くといつでも「この部分はあと3回くらい」と返ってくるんだけれど、いちいち歯医者のたんびに世田谷くんだりまで来てられるかよと思う。お稽古事じゃあるまいし。
大味なナイターを見ながら冷蔵庫に入っていた白ワインを開けて飲む。でも全然酔わない、つまんなーい。


凹む日

朝からずっと気分が暗い。小説の書き終わりだからか。忙しかった反動か。一日で終わればいいけれど。午前中図書館、午後実家に移動。


汗まみれ

昨日の休養でさっぱりした。朝から仕事して第三稿をメール。それから本局へ行き郵便関係を済ませ、受け取った文學界を約束していた飲み友達に渡しに行く、昼食を奢ってもらえた。久々に写真を現像するがろくな出来のものはなく、文房具屋であれこれ買い揃える。大したこともしてないのに汗まみれ。洗濯したポロシャツが乾いたら、あとで学大へ行こう。


短い一日

昼まで寝て、昼からも寝た。夜9時すぎてやっと少し人間らしくなった。11時、仕事を始める。3時就寝目標。


ベン図って広辞苑にも出てないのね

「俺の人生波乱万丈だから書け、金は出す」こんな野郎は実際に、結構、いる。私は貧乏だが、書きたくないことを書かない自由はある。
今日のロッテンマイヤーは算数:ベン図の書き方。ドリトル先生をやろうとしたら、自分で2章読んであった。一歩進んだなあ。
文學界7月号、山田詠美氏のインタビューと、小説新人月評にとりあげていただく。


爆裂ティーポ

遠い美しいところに行ってきた。取材を終えた帰り、車が爆裂音を発するようになった。助っ人曰く、音だけならディアブロにも負けないぜ。多分マフラーがやられたんじゃないかと思う。前を開けても異常は感じられないし、走行にはそれほど影響がなかった、ちょっとパワーが落ちてエンブレが効きにくいくらい。一人だったらあわあわどきどきするところだが、助っ人がいたので落ち着いていられた。助っ人よありがとう。
肝心の取材だが、景色が記憶と随分違っていて驚いた。書き直すところと嘘は嘘で残すところとあるけれど、行って良かったと思う。なにより、自分がすっきりした。さあ仕事するぞ。


休養

最初は今日、取材に行こうと思っていたが、強力な助っ人が現れたので明日にした。なかなかうちの車(左MT)を運転してくれる人はいない、ありがたい。スタンド行って洗車しちゃったよ。早速また鳥爆弾くらうかもしれないけど。明日の朝は早いので本日のロッテンマイヤーはお休み。どうせ次回は明後日。蒲田まで地図とか温泉セットとかとりに行って午後は休養にする。かなり疲れがたまってる。休養っても原稿はやるんだけどね。


旅程表

7月の五島取材の日程が決まった。同行してくれる編集者は2泊、私はその後長崎にも寄るので3泊4日。長崎で博物館や図書館をまわって調べ物をしてから福岡経由で帰る。福岡の友達とも連絡がとれた。チケットをとってくれるのは出版社なのに飛行機や船の便を調べて旅程表を作ってしまう、習性だから仕方ない。取材とはあまり関係ないが、浮輪とシュノーケルはやっぱり持っていった方がいいだろうなとかそわそわする。やっぱあの美しい海で泳がないことには五島は描けないでしょう、とか。肝心の作品の構想はさっぱりなのにね。いや、第七障害の直しの方は着々とすすめてますよ。
今夜は誘われてスマックガールに行く。格闘技を見に行くのは初めてだがどんなものだろう。


粋なはからい

いろいろあって実家に来た。最重要項目はゴミ出し。先週、渡欧した両親に頼まれていたゴミだしを忘れたので、今週は絶対に出さないといけない。あと散髪とか歯医者とか取材とかいろいろ用事をくっつけて金曜くらいまで。久しぶりに髪に色を入れた。ささやかな贅沢ですわ。
先日のPTA原稿騒動の件で、元担任の先生から葉書が来た。「あなたの対応もそれで良かったと思います。そのうち僕と対談しませんか」先生と対談できるなんて、大人になったんだな私。でも、断った原稿の埋め合わせを対談でしてくれるなんて、先生も粋なことをする。そういえば高校の卒業式の後に、職員室に呼んで「よく今まで我慢したな」と(単につかまらなかっただけだが)煙草に火をつけてくれた、ただ単に石川淳の良さを教えてくれただけじゃなかった。明日葉書を買ってきて返事を出そう。


仕事仕事

文藝春秋にて「第七障害」の打ち合わせ。指摘をたくさんいただく。張り切る。難しいところがいくつもあるが、なんとかするでしょう。一件、描写を充実させるため取材追加。すごい遠いところ、つっても自分で決めて書いたものだから仕方がない。5日のロッテンマイヤーを中止して行くことにする。あとはお手紙、新聞などいただく。
早く仕上げたい。このわらわらする推敲の戦いから一歩抜け出したい。一行で全てが光りだすような文章のしっぽをつかみたい。ゲラを見て、全体から2箇所とか3箇所の「てにをは」だけいじる、くらいの余裕を早くかましたい。この一面をクリアして次の迷路にすすみたい。今はすごく楽しい。


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