2003/3/11 火曜日
「日曜日はダメよ」をテレビで見た。ギリシャの明るい娼婦を取り巻くデレデレの男共とマヌケなアメリカ人の映画。久しぶりにみたけれど楽しかった。白黒だからもっと古い映画かと思っていたら60年だった、といってももう40年以上前か。私が見るのだって20年ぶりくらいか。やっぱ古いのか。
「海の仙人」が終わりに近づいてきた。直しを入れる箇所が減った。なんかもうお腹一杯なのだ。
都バス、都電、都営地下鉄の2年間乗り放題パス(¥1000)を手に入れた。でも蒲田のあたりじゃ全く使えないっす。大井町より向こうじゃないと走ってないっす。
2003/3/10 月曜日
戦争は嫌だ。大体、アフガンで何人、難民含めて戦争の影響で民間人が死んだのか不具になったのか、ちゃんと聞こえてこないじゃないか。今度だってイラクで何人民間人の犠牲があるのか、その計算を堂々と国連安保理で発表してから戦争するべきだろう。民間人を殺していい理由なんてどこにも見つからないだろ、それに対してどうやって償うのか、金か、また金か、そして金か。
アメリカはなぜ武装解除しないのだろう。オマエだけが丸腰になれよと言って喧嘩を売っているようなものだ。ミサイルも核も全部捨てて、騎馬戦でもやれよ。
フランスの言っていることの方が余程分かりやすい。なんだかもう、日本人であるのが嫌になるね、ヘイゾーやコイズミの面見てると。
胃腸の調子も回復してさあ今日から障害者割引生活だ。只の駐車場に車を止め、150円(通常400円)でプールに入る。「介助の方ですか?」と聞かれても気にしない。世の中が平均株価8000円を割り込んだりミサイル発砲されたり大騒ぎだというのにプールのウォーキング教室はおばはん達でいもあらい状態である。全員が一斉に動くと大漁のブリかなんかみたいだ。次からは普通に泳いで一人で歩こう。
只の駐車場は入庫時に出頭したのでもういいだろうと思っていたら出庫前にも来いということだったらしく怒られたのでちょっと逆ギレして我を通す。悪くない悪くない。車のナンバー間違ったって気にしない。無理が通れば通り引っ込む、これを地で行く。なにぶん法に守られている。
プールの帰りにそのまま車で蒲田に行って安売りの紙を届ける。蒲田からは服とサラダ油と酒と砂糖を実家に持ち帰る。蒲田には只の駐車場がないので残念だ。次回は駒沢公園にでも行こうかな。
2003/3/9 日曜日
一昨日の夜から胃痙攣でだいぶ苦しんだ。波があって平気なときは平気だけれど、一旦痛みだすと座っていることさえ辛い。胃腸薬を飲んでいて思い出したんだけれど、カレーに胃腸薬を入れるといいってほんとだろうか。胃腸薬って確かに、チョウジ、ウイキョウ、ケイヒなど、いかにもスパイスとしても行けそうな感じのやつが入っている。今度試してみようかな。
昨日飲み会に行く途中も痛くて苦しんだが、行ってからは大丈夫だった。それでもいつ来るかと心配でいつもの半分も食べず、酒も2合くらいしか飲まず、完璧に割り勘負けした。いつもは割り勘勝ちしまくっているのでたまにはこういうことがあってもいい。いい店だったのでまた行きたい。
同世代の女の人がいて「一体、35,6の女の人ってどこに行っちゃったんでしょう」という話をした。子育てで忙しいのか、仕事やりまくってるのか、ほんと、見かけなくなったもん。公園で遊んでいて、気がついたら一人になっていたような感じ。まだ人生真っ昼間なのになあ。
2003/3/7 金曜日
高校の頃、右のおでこと耳の下に粉溜(ふんりゅう)というできものがあって膿んだりしたので手術で取り除いたことがある。粉溜とは脂肪の塊で「良性のおでき」のこと。
それと殆ど同じものが頭にできている。ずいぶん前からあるけれど、意識するようになったのは最近だ。2ヶ所は間違いなくある。今はおとなしいが活動をはじめると大変だ。膿んだりしたら間違いなく剃らねばならない。手術すると新しい皮膚には毛が生えない可能性が高い。100円ないし500円×2ヶ所の禿になる。若い女のみそらで禿である(若くない)、かなりやばい。浅間山のように、富士山のように、ひたすら活動しないことを祈るだけである。今まで幾多の禿を笑ってきたがもはや他人事ではないのである。泣き面に禿である。いや、こういうバカなことを言っているから粉溜ができるのか。神様許して。
2003/3/6 木曜日
友達の見舞に行った。元同じ病棟の仲間だが、主治医の関係で今は違う病棟に入院している。前の病棟より重い人が多いみたいで、なんだか空気がどんよりと暗く沈んでいる感じがした。面会室で飯の悪口などバカ話をして盛り上がる。「絲山さんも入院してよー」と言われた。群ようこの文庫本2冊と漫画一冊、私も読んだことないけれどこれならよかろうと買って行くと「また絲山さんの書いたの読みたい、ある?」と言われる。うまいこと言うなあ。また来週も行ってやらんといかんなこりゃ。
2003/3/5 水曜日
やっと「印籠」が来た。正しくは「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律第45条の保険福祉手帳」という。長すぎ。大きさは献血手帳くらい、小さい、ちゃっちい。表には「障害者手帳」とある。障害馬術と一緒の2級が欲しかったが3級だった。違いは都営住宅の優先入居と生活保護の加算。
メリットは税金の減額など(自動車税が免除にならないのは残念)、都立施設(動物園や博物館など)の無料利用、都立公園駐車場の無料利用(これが重要)、NTT番号案内無料(いらん)、2年間1000円で都営バス・地下鉄乗り放題(東急とJRしか使わない)、生活福祉金貸付制度(ちょっと気になる)など。使える駐車場がwebで検索したのより多い。
これからは車に乗って博物館や美術館に行けよと、まあそういうことらしい。
2003/3/4 火曜日
昨日は久しぶりにエキサイトしてしまって失礼。変なタイルまで考えついて4時まで仕事をしていた。風が強くて部屋が走っているようなだったけど、あとは音楽も聴かずに書いていた、楽しかったんだろう、きっと。
プリンターが壊れたりすると大事になるので海の仙人は3月20日を一応のメドとしようと思う。その後どうしようかね。式根島関連で一つ小説を書きたいなというのはあったんだけど、ちょっと間が空くな。随分昔に書きかけて頓挫した「離陸」に挑戦してみるのもいいかもしれない。
幻聴がある。興奮状態の時にあるのかな、ちょっと怖い映画みたいな音楽の弦楽器の音。これでうちの高い天井を見上げて目玉が飛び出していたりしたらそういう映画になるんだろう。嫌なときは音楽を聴いていればいい。
2003/3/3 月曜日
蒲田の食べ物関係を検索していて思う。てめえら、蒲田をなめてるよ。完全。ひとに何の断りもなく餃子の街とかラーメンの街とかB級グルメの街だとか。ユザワヤの街に決まってんだろが。ついには「A級グルメ不毛の地」とまで書かれて黙っていられなくなった。(データは貴重だったけどね)
A級グルメが蒲田にあってたまるか。駅前だって銭湯の行き帰りで桶や濡れタオル持ってるオヤジやエプロンの上にコート着てうろうろしてるオバサンのがふつうなんだこっちじゃ。そこにA級なんか来てみろええ? グルメ本持った埼玉系のださカップルとかにのそのそ歩かれて黙ってられっかこのすっとこどっこいが。
そういえば東口のベトナム料理屋(ミーレ)美味かったな。もう一度行ったら蒲田レポートに書きます。
桃の節句だ。お雛さまを出しっぱなしにしておくと嫁にいけないというのは本当だ。嫁に行かないことを気にするような家族ならどんどん仕舞うに決まっている。そんなの迷信よと笑っている家族だと別に嫁に行かなくても構わない娘が育つ。病は気から、みたいな、違うか。ついでの機会だから、一言言っておくと、私は嫁に行かないと宣言したことは一度もないっす。行きがかり上こうなってるだけで。
話は変わるが、建築用語で湿式・乾式というのがある。例えばお風呂をつくるときに、一枚一枚石とかタイルを貼ってつくる昔ながらのやりかたが湿式でユニットバスをぽんと入れてしまうのが乾式である。湿式は自由度が高く予算に応じ値段もさまざまに設定できるが時間がかかる、また職人の技術も必要となる、乾式は「出来合いもの」だから形も予算も決まってくるが工期は短く出来上がりはカタログと寸分変わらない。
現実を話そう。今の私は、嫁に行くどころか、飯をつくるのも面倒になってきている。一旦やめると自炊を再開するのはすごく面倒だ。飯にも湿式と乾式があるように思う。ご飯から炊いて出し汁とってってつくるのが湿式工法で出来合いを買ってきたり、レトルト食品を冷凍してあったご飯にぶっかけて食べるのが乾式工法。迷ってないでダイエットしようかな、それも一つの道である。