2004/2/1 日曜日
昨日の夕方から明け方4時まで原稿をやって飯を忘れた。夕飯を忘れるということは一日何も食べないということになる、よくないのは判っているんだけれど書けるときは飯どころではない。とりあえずNAVIに第一話の第一稿を送った。これから文學界の短編の仕上げ。弱い部分があって少々手間取るかもしれない。その後は群像、という感じの今月です。
夜は飲み会。
2004/1/31 土曜日
NAVI打ちあわせ。掲載は3/26発売分からに決定。連載中に鬱が来たらやばい、躁が来てもつまらんものを書くのでいけない、半年間というと一度くらい危機があってもおかしくはない。書きためるしかないんだろうな。
某誌担当者がいつも言ってくれる「絲山さんのことはまるっきり心配してないんですよ」という言葉を信じたい。
2004/1/30 金曜日
文春担当者と打ちあわせ。自分の単行本見本と、大好きな作家の死ぬほど嬉しいサイン本をいただく。(手を洗って本を読もうというのを久しぶりに思い出した)営業戦略では、横浜紀伊国屋にも配本多めにお願いする。私の悪筆POPが蒲田以外で出回る可能性も。「本の話」の著者校提出。オンリートークの出版にからめてということで、「蒲田に住むの弁」というタイトル。2月末に出る3月号に載ります。
その後、NYパンクの好きな昔の友達と久しぶりに会う。
2004/1/28 水曜日
昨日は興奮がおさまらず3時まで仕事。今日もなんだかんだと仕事漬け。初めての連載で、全体の構成に悩む。昨日の写真を貰った。いつの間にこんなに撮っていてくれたのか。ありがたい。スライドショーで見てご満悦。
それと散髪。前のハゲは拡大していたが(多分鬱のとき)既に発毛が始まっていて、新たなハゲは発見されなかった、よかった。ショートボブで髪がかぶっているからいいけれど、風の強い日は要注意だ。
2004/1/27 火曜日
NAVIの連載小説の取材で、出てくるクルマの試乗をする。結構遠くまで行ったんだけど、いやはや、すごいクルマでした。馬には乗ってみよと言うけれど、クルマもほんと、運転してみないとわかんないや。でも、二玄社の駐車場に帰ってきて自分のクルマ(Tipo)に乗り換えたとき、その楽なことボロいこと静かなこと、なんか蒲田みたいだ。
2004/1/26 月曜日
掲示板はいつ開けるんだとお問い合わせいただいておるのですが、もう少しお待ち下さい。この機会にリニューアルしようということで、腕のいい人にお願いして一から作ってもらっているのです。こちらからお願いするのが遅かったので、お待たせすることになってしまってすみません。
近々アップする、「読者によるweb書評」について。
オンリートークは賞をとった作品なので、審査員の方々の評は既に「文學界」にていただいている。芥川賞の講評もあった。第七障害も文芸誌などで評をいただいた。
しかし、ネットにいらっしゃる方は必ずしも、有名な人の意見を聞きたい、というわけではない。むしろ、自分と近い目線を探しているのではないだろうか。絲山の本って、実際どうなのよ、と。
そう考えたので、敢えて作家でも評論家でも編集者でもない方に、web書評をお願いすることにした。
今回書いて下さる方はお友達とかではない。顔も年もどんなお仕事をされているのかも謎である。ご自身のサイトで書かれている文章(観点)が良かったことと、私の作品に興味を持っていただいている、ということで、無理を言ってお願いすることにした。作家のオフィシャルサイトでは珍しい企画かもしれない。当然のことだが、内容については一切手を加えない。お楽しみに。
いろいろあって実家へ。あまりにも汚い車を洗車機にぶち込む。
2004/1/24 土曜日
驚くなかれ、蒲田にもフランス料理屋がある。存在は知っていたけれど、一人で入るわけにもいかず素通りしていた。そこへ近所のお姉さんが誘って下さった。小さいけれど侮れないグルマンディーズなお嬢さんとご一緒する。お嬢さんは私の呼び名を何にしようか迷っていて、「『絲山さん』だったら大人になっても使えるよ」と助言する。(彼女が大人になった頃私は本当に生き残っているのだろうか)その後、お姉さんの家にお招きいただき、シェリーを飲んでくつろぎまくり。楽しかった。