Diary

社会難民

下町で、大学のゼミの同期のM君がイタリア料理屋を経営している、そこに同じくゼミのH子さんとご飯を食べに行った。ピザも、野菜も、イワシも、ワインもすばらしかった。グルメ本にも出ているらしく店は大盛況だった。
店を閉めてからM君が来て喋った。H子さんはマンションを買い、M君はベンツ乗りだ。でも俺と絲山さんは社会難民だからな、とM君は言った。そこまではいい。
「ところで、うちの子の家庭教師やらない?」学生の方がいいだろ、と言うがどうも学生は信用していないみたいなのだ。小学校3年生である。私はガキが嫌いだ。同時に小学校ならできるかなという気もする。うだうだするうちに、明日の晩飯を食うことになる。久しぶりに働くのかどうなるのかどうしたものか。


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