Diary

無関係感

今日は少しイライラしているが、そのイライラは快い。
八重洲についたのはちょうど昼時だった。四方八方からいろんな色の歯車が転がり出てきて思い思いに喋りながら狭い路地を埋め尽くした。13年前の夏、この辺りで会社訪問をしていたときにはこれほどの違和感はなかった。そういう言葉はないが、違和感というより無関係感と言った方が近いかもしれない。
群銀と福銀のATMは2基ずつしかないのだが、予想通り両方とも待っている客などいなかったので用事は快適に済んだ。東京駅に戻ると今度はイナカモノばかり、私の周波数はこっちに近い、ちゃんと人間が人間に見えるもの。蒲田に帰ってきて郵便局でJCBカードも受け取って今年の金融関係は終わり、銀行強盗でもしないかぎり用はない。
いつもの八百屋で野菜を買った、例の美声のお兄さんが出てきたところでリンゴを一つくれた。小難しい顔をしていたのがいっぺんにふっとんだ。


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