Diary

絶対じゃなかった絶対音感

楽器弾くライブなんて30年ぶりなんですが、そこそこベースは弾けるようになってきて一応、お墨付きもいただいてました。
だけどメールでコードのやりとりしていたら、どうも話が合わない。
まさかと思って、フルート鳴らしてみたらフルートの音が「半音高い」。
たしかに、あれっと思ったことはあったんだけど、セッションしてもライブバージョンでコード替えてるのか、自分が緊張してるのかくらいに思ってました。一時期から家電の音が変だと思ったこともあったけどそれほど気にしていなかった。
しかし私の絶対音感、半音狂ってました。(幼稚園から大学まではちゃんとあった)
  
原因は躁鬱の予防で飲んでいるテグレトール(カルバマゼピン)だと思われます。検索すると沢山出て来ます。絶対音感ない人にはこの副作用は気にならないそうです。
  
ベースはフレットあるし指なんかどーにでも動きます。
x=y ではなく、
x=y+a だっただけですが、それでも概念としては相当気持ち悪い。
東京から北の方角に富士山が見えたり、富山なのに海が南にあったり、リンゴを食べたらミカンの味だったり、上州人だったら「よ」の札が「伊香保温泉日本の名湯」だったらこれまでの人生疑うでしょう?そんな感じです。
 
薬はすべて減らしてきていて、眠剤も含めてゼロにする方針は決まっているのですが、服薬期間も長いからなあ。
言葉も文章もサウンドとして、意識と記憶をしてきた聴覚優位の私にとっては、かなり心もとない思いがします。

ちなみに新潮に書いてる掌編は全ての章がそういった、「そばつゆがアイスコーヒーで、次の回では麦茶になってた」みたいな設定違いでできています。(そこまでは混乱してないけどね)


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