Diary

東京てんこもり

昨日は朝から出かけて、まず法政の講義。作品研究の発表第一回(2名)。一人20分の発表〜学生同士の質疑応答、私の講評という流れですが、画期的なアプローチや、後期の作家研究に繋がる要素が見受けられました。説明不足な部分、異なる意見など、全員でいい議論ができたと思います。前期のこの段階では、完成度よりも取り組みの大胆さと真剣さに重点を置いているので、その意味でいい発表でした。

その後文學界打ち合せ。年末頃から(雑誌のスケジュール次第)「離陸」の連載を始めます。デビュー直後から担当者と相談してきたものなので、構想8年ってやつですか。何度かやろうとしたけれど力不足で始められなかった小説を動かして行きます。実はこの小説のプロットに関して、去年伊坂幸太郎さんにお会いしてアドバイスをいただきました。第一話はかなり具体的になってきましたが、その後が難しい。いろいろ勉強もしなくちゃいけない。

それから講談社で、群像の短編の打ち合せ。以前あった仙台を舞台とする小説の企画は安易に震災を扱いたくないため、一旦中止しました。それとは全く違うオーソドックスな短編を書いていくプランをたてています。もう長いこと女性一人称の短編なんて書いてないので(殆ど男性一人称、もしくは三人称、たまに二人称だったので)、今書いたらどうなるのか自分でも楽しみ。

最後は群像新人賞の授賞式。たくさんの人とお目にかかりました。

今日は打ち合せがあり、片品に行ってきます。


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