Diary

いいだべえ

飯田橋の東口の高架の壁に、「いいだべえ 平成二年四月」と書いてある。「飯田塀」ということなのだろうと推測はついても、群馬の人間には、「ものすごく惜しいけれど間違っている群馬弁」にしか見えない。正しくは「いいだんべえ」。

見慣れた風景のはずなのに、なぜだか埼玉北部、本庄早稲田〜熊谷のあたりの景色が三河に似ているなあと思った。広い平地に高圧線の鉄塔がたくさんあるからだろう。そんなふつうの鉄塔ではなく、見たこともないすごいやつが昔の刈谷にはあった。たまたま同僚の女性をクルマで家まで送ったときに見たのだが、ぶったまげた。正確には、依佐美(よさみ)送信所の鉄塔で高さ250mのものが8基も並んでいた。今はもう取り壊されてないのだと、後になってその同僚が寂しそうに教えてくれた。

北埼玉が三河であれば群馬は奥三河か。イメージとしてそんなに遠くない気もするが、群馬の人に「大きな奥三河」と言っても奥三河の人に「小さな群馬」と言ってもピンとこないだろうし、喜ばれないと思う。


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