Diary

牛の超然

実家に電話したとき、父に言われた。「牛くんが書いた『犬の超然』が読みたい。茶色じゃないぞ。牛だぞ」。牛犬にそう伝えたら、激しくシッポを振りながら鼻をぺろりと舐めて、まんざらでもない様子。確かに、私はいつも作者と主人公は別物と言っているのだから、牛が自分とは逆の「超然」を語ったって問題ない。だけど、茶色に小説を書いてなんて言おうもんなら、「犬をバカにしてるんですか」と瞬時に却下されると思う。

今日は、絲山賞候補の絞り込み(そんな大層なものじゃありませんが)をやって、役所、銀行、FM。おすすめ本は勝崎裕彦著「ことわざで学ぶ仏教」、セレクションはラモーンズ「ブリッツクリーグ・ボップ」、エンディングはチェアメン・オブ・ザ・ボード「パッチーズ」。

日曜も連休も正月も関係ない仕事ではありますが、それにしても誕生日にゲラを持って講談社来群。クリスマスは新潮社と取材旅行。もしかして、そーゆー日は絶対に予定が入ってないってばれてますか。そうですか。


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