2010/7/10 土曜日
余り薬の話(眠剤、向精神薬)
もちろん処方は守って飲む。当たり前のことだけれど嘘をつくと医師との信頼関係が著しく損なわれる。経験した人ならわかると思います。
それでも長い間通院、服薬をしていると、電話で相談して薬が中止になったり「様子を見ながら減らしてください」ということがあって余ることがある。
数年前まで、医師に「この薬がこれだけ余っている」と言えなかった。医師も特に聞かなかった。
余り薬を見ると罪悪感を感じた。全く意味のない罪悪感だったと今は思う。
メディアで向精神薬に関する記事を見ると、不安を感じたり苛立ったりもする。これは今でもそう。明らかに間違った書き方もあるし、おかしいと思うこともあるけれど、長くなるのでここではこれ以上書きません。
余った薬は自分で捨てていた。
ある日思いついて、余っている薬の種類と数をメモして持って行った。今でも毎回続けている。
医師は、残りの薬を計算して、整理しながら数を処方してくれた。
たったそれだけのことなのに、それ以来、医師との処方の相談のやりとりがしっかりできるようになった。こっちが堂々としたせいもある。薬の効果についても詳しく聞けるようになった。
不安がなくなったのは、余り薬が、予備の薬に変わったからだと思う。
予備がゼロだと困る。
なぜ困るかと言えば、飲んですぐ嘔吐してしまうことだってあるから。それに飲もうとして流しに落としてしまうことだってある。
どのくらい余りがあればいいのか、そんなの自分で考えないでいい。医師に相談すればいい。
今回の躁も医師と相談しながら薬を増やして様子を見て、結果落ち着いてきたんだけれど、ちょっと薬がギリギリだった。今度通院したときに話せば、また適正な予備の量を医師が決めてくれる。
なにかのご参考になれば幸いです。