Diary

実家に帰れない言い訳

少しよくなった。寝ながら文芸誌が読めるようになった。熱で言うと37度代後半をうろうろする感じ。少しは飯も食える。

どうしてこういうときに実家に帰らないのか。決して親と仲が悪いわけじゃないのだけれど、理由はどうあれ「働けない自分」を見せるのがつらいのだと思う。入院にあたっては相当な心配をかけたし、会社をやめて実家に引き揚げたときの苦しさは病気とはまた全然違う苦しさとして、今でもはっきり思い出せる。小説家になったときも、親は喜びよりも心配していた。保証のない仕事だからこそ今でも心配されたくないのだ。
学生の頃は今よりもずっと呑気でいい加減な性格だったなあ。


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