Diary

直線番長

いつもの店で「新車でどっか行った?」と聞かれ「講談社」としか答えられないのは情けない。意味もなく名古屋あたりまでぶっとばしたい。
ティーポの最後の頃は、車に乗るのが正直言って面倒だった。また水温が上がるのか、本当にファンは回っているのか、クーラーかけるとやばいのか、アイドリングはおかしくないか、レッカー代いくらよ、と考えながら乗るのが辛かった。末期のパンダも、信号待ちのたびにエンストして、次はいつエンジンがかかるのか判らない危険物体だった。追突されなかったのは奇跡だ。
今は、面倒だから車で行こ、と思える。安心だけを求めるなら余計なものがたくさんついた国産に乗ればいいが、クーペは速くて楽しくて美しい。アクセルのフィール、音、内装、フロントから見えるボンネットの隆起、ミラーに映る肩の曲線、一瞬たりともこの車を運転しているという実感を失うことがない。欠点:小さな灰皿、見切りの悪さ。強烈なアンダーステア? それが何さ。直線番長でいいじゃんか。ついにのろけました。すみません。


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