Diary

干支カレンダー手帳

この季節になると思い出す、会社員時代、年末といえばカレンダー配りだった。カレンダーだけならいいが、焼き物の会社ということで、翌年の干支の置物も配っていた。著名な作家が作っているらしく、なかなか渋くていい置物だった。だから、私の頭の中では干支とカレンダーはセットになっている。引き継ぎを受けてショックだったのは、干支にマジックで目玉が落書きしてあったことで、その店を私は大嫌いになってしまった。
あまり早く配りすぎると、「もうお宅には来ないよ」っていう感じが丸見えだったが、催促されてから持って行くのもよろしくない。頃合いというものがあるのだ。苦手な客先に、十二月中旬に干支とカレンダーを届けてしまえば、「もう今年は行くもんか」と、嬉しくなったものだ。

手帳はあまり外部には配らなかったが、A4のなかなか使いやすいもので、文藝手帳みたいに作家の住所(むしろ編集者の自宅の住所電話番号を入れて欲しいものだ)や都庁の電話番号(都庁なんかに電話して何をするというのだろう)などは書いていないが、計量の単位(オンスとか、ヤードとか、もちろん尺貫法も)や、慶弔の文例などがついていて便利な一冊だ。今年は手帳なしで、PCのカレンダー管理だけで過ごしていたが、やはり出先で困ることが多かったので、ついにかつての同僚にたかってしまった。この時期ならたかっても一冊くらい許されるだろうという見通しがある。

今日は午後、群馬朝日の正月インタビュー。


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