Diary

ルー・リード

ひどかった。こんなにひどいコンサートは久しぶりというか初めてだ。
ギター兼キーボード、チェロ、ルー、フェルナンド・サンダース、バックボーカルという編成、おいおいドラムがないぞ。前回、4年前のライブがシンプルながら充実していてとても良かっただけに今度のバラバラぶりは悲惨にさえ見えた。チェロなんかゲストで出せばいいだろ。私はフェルナンド・サンダースというベーシストのファンで、この人さえ見られればと思って行ったが、なんとフェルさん大活躍。それもイヤな活躍。ベースとバックコーラスはいいけど、曲の途中でベースを放り出して下手くそなシンセドラムを叩いたり、ベース弾きながらバスドラ打ったりしている。もうめちゃくちゃ。それと太極拳のオヤジが出てきて舞ったりしていたがそんな金あったら、頼むからドラムドラムドラムを入れてくれ。曲は4年前は新しいのしかやらなかったが今回は昔の曲も多かった、が、なにをやってもこの編成じゃだめだ、最初の入りから音が合ってないんだ、聴く気がどんどん薄れてくる。
私はアンコールで立たなかった。拍手している奴らがバカみたいに思えた。練習を見ているみたいなのに誰も「金返せ」と怒鳴らない。ルーはすっかり耄碌してしまったんだろうか、これがプロのステージなんだろうか。


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