Diary

実録・犬茶番 覆水バケツに返らず

牛の輔「殿、殿」(実際にはうぇっうぇっと弱く呼ぶ声)
絲之丞「かような昼間からうるさいのう。余は仕事中であるぞ」
(絲之丞、庭に出る)
牛の輔、茶太郎「やんややんや」
(飲み水用のバケツがひっくり返っているのを発見)
絲之丞「やや、これは何事か」
牛の輔「やんややんや」
茶太郎(よそ見をするが尻尾がだんだん下がってくる)
絲之丞「誰がやったのじゃ」
牛の輔「やんややんや」
茶太郎(ついにその場にへたり込む)
絲の丞「そちがやったのか。余計なことをしおって」
(水を汲み直し、牛の輔の頭を撫でて部屋に戻ろうとする)
牛の輔「やんややんや」
茶太郎「殿、お許しは?」
絲の丞「謹慎せい!」
(牛の輔が水を飲む音が響くなか、幕)


明日の掲載分が、2年間担当させていただいた読売新聞「文芸季評」の最終回となります。もともと得意な分野ではないと思っていたのですが、なんとか二年間続けることができました。いくつかが、文芸年鑑に転載されたことも励みになりました。
文學界の「離陸」も2月売りか3月売りで完結します。
法政大学院のあとに立ちあげた仕事が2年間で大体一段落するかたちです。4月からは新潮で、掌編と並行して新連載を始めます。
 
昨日から「離陸19」を書き始めた。今日は新潮新年号「復員」のゲラもやっている。


週末は犬連れで実家に帰り、父の料理を食べて母と日本シリーズを見ました。兄夫婦にも会いました。
 
読売の季評を早朝仕上げて、一日空いたので野反湖へ。
寒かったけれど美しかった。六合村の友達に、中之条の展覧会に行ったら、とチラシをもらったので帰りに寄ったらアーティストの方々がとても楽しかった。庄野英二の「星の牧場」で、森のなかのオーケストラのひとたちに出会う主人公モミイチになったような気分でした。


昨日は午前中に読売季評の本を読み終わり、テーマを決めた。
午後は銀行回りとエフエム。4時台opはエイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ/マーヴィン・ゲイ&タミ・テルミ、セレクションは詩人と農夫/チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、おすすめ本は「すなまわり」鶴川健吉著、5時台opはシャウト・トゥ・ザ・トップ/スタイル・カウンシル、5時台edはオン・ザ・ウォール/デビッド・ヨハンセン&ハリー・スミス。
 
今日は文春打ち合わせ。


新潮12月売りの掌編「復員」を書き上げて送った。(11月売りは「別所さん」)。11月20日締切なのに早いといえば早いんだが、12月の年末進行を考えればおかしくはないペース。
 
しばらく家でカンヅメ状態で煮詰まってきた。明日はクーペでどっか行く。天気もよさそうだし。もう少ししたら冬タイヤ履いたアルファが戻ってくる。


昨日、今日と植木屋さん。昨日は「離陸」再校ゲラ、文學界短編、新潮掌編。今日はエフエムの選曲を終わらせて、豚汁作りながら読売季評をはじめた。


ホルモン祭

温泉の帰りにすてきなお肉屋さん(知り合いからぜひ行くようにすすめられた)に寄った。ラジオを聞いてくれているとのことで、皆さんにとてもよくしていただけた。
明日の夕飯はホルモン・カルビ祭に決定。新潮社いいときに来るなあ。明日は掌編18本の全体のバランスや今後の計画、あとは来年の連載の打ち合わせになります。連載はまだ草稿がぐじゃぐじゃ。
 
文學界の短編も急に動き始めたのでメシも食わずに帰って来て犬にメシやってガリガリ書いた。


前倒しの性格

実は、文芸誌の締切は今日なんだけれど三日前に原稿は終わらせたから、次の新潮の掌編を始めている。ますます奇妙な世界に入っていくけれど、これはこれでうまく行くという確信がある。11月7日売りの「別所さん」の次だから12月売りかな。タイトル未定。
  
11月は読売の最後の文芸季評があって、20日に連載締切、そのあと12月10日が年末進行の締切。ほかに短編小説をひとつ頼まれている。
追い込まれる時期だけれどなにしろバタバタするのが一番嫌いだから、早い内に出来ることはやってしまいたい。
そんで余裕かまして県内ぷらぷらドライブしたい(最近仕事以外でどこにも行ってない。)半日休暇でいいから温泉も行きたいなあ。たまには県外に遊びに行くのもいいかもしれない。


昨夜遅くに「離陸18」脱稿。
今日は散髪したり、のんびり過ごした。


昨日は午前中に「街道を行ぐ 県道55号」を書き終えて送付。
 
午後、エフエム。昨日は松崎しげる特集でした。4時台は「君と始めるShow Time」「愛のメモリー」「夏の夢」「Runner」「さよならロンリーイエスタデイ」、5時台は「グッドバイ・マイ・ラブ」「プロポーズはクリスマスイブに」「Sentimental」「愛は勝つ」「誘惑」。おすすめ本は「うちのお寺は天台宗(臨済宗)」(双葉社)。
 
今日は終日「離陸18」を書いていた。


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