Diary

一つもらってお伴しろ

朝焼けに浅間が紅く染まってきれいだったが、みるみる雪雲が出てきた。
天気下り坂で顔がいやーな感じでずきずきして、仕事の邪魔。
牛犬が珍しく吠えているので見たら、日本の国鳥が庭の隅を歩いていた。キジはお伴にするのにかっこいいけれど、歩くとのろいのでイライラするかもしれない。

寒くなると急に味噌味が恋しくなる。
最近気に入っているのは味噌タンメン。炒め煮で野菜のダシが出たスープが「家庭のラーメン」という感じでいい。春菊がとても合う。
今日はこんにゃくのいいのがあったので豚汁を煮ています。

「下戸の超然」約80枚で行き詰まり、新潮に原稿を送って相談するが、自分で思っているほど悪くないと言われた。


犬の散歩以外寝ていた。
そろそろ仕事します。

牛犬のうつけた顔を見ていると、ときどき私は「よだかの星」のたかのように「いい名前を教えてやろう。チキンというんだ。チキンとな。改名の披露に首にチキンと書いた札をぶらさげて私は以来チキンと申しますと口上を言って村中の犬のところを挨拶してまわれ」と言いたくなる。
今日は散歩中、まるまる太ったバッタをつかまえてむしゃむしゃ食べた。なかなかやるじゃないかと思ったので改名の儀は延期してやろうと思う。
このところ、タチの悪い拾い食いでさんざん叱られた茶色は、道に落ちていた雀の死骸の前に座って、「ほら食べません。褒めて下さい」と言った。


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