Diary

メモまたメモ

メモ好きである。
献立表も作れば、買い物リストもメモ帳に書いていく。でもスーパーでまわりを見回すとそんな人はあまりいなくて、私は子供の使いみたいだ。
メモのいいところはもちろん忘れ物をしないことだが、悪いところは融通が効かないところだ。まあ私の自炊なんてプロの主婦から見たらままごとだ。

仕事の予定も年間で、エクセルに入れている。セルや行の網掛けで、終わったものと優先課題が一目でわかるのでいい。少し先の締切のエッセイとかも忘れなくて済む。

とうとう東京に帰る週になってしまった。金曜だからまだ時間はあるのに、帰ってからすることと、次回持ってくるものを今からメモしている。次回はいつ来られるのかちょっと読めない。


暑くなる前のスープ

朝起きるなり原稿をやって、早昼飯をたらふく食ってから、いそいそと寸胴でミネストローネを煮ている。これでしばらく副菜を考えなくていいし、冷蔵庫の野菜も一掃された。鍋の面倒をみながらゲラをやるというのはかなり気分がいい。まだ12時、馬に乗るのはずっと後だ。こんな日は、一日が長くてもいい。


鍋と本

行きつけの蕎麦屋が日記を読んで業務用寸胴鍋をくれた。わーい、何作ろうかなあ。なのに財布を忘れていく罰当たりな私でした。車好きとのことなので、今日届いた「スモールトーク」の見本を添えて勘定を持っていかねば。

今日か明日には「沖で待つ」の初校ゲラも来る予定。すごく早い。7月売りでも余裕で間に合うけど8月売り。「へたれ」も少しまとまって来た。


食糧事情

せっかく好きで住んでいるのだから、買い物をするときはなるべく群馬県産のものを買うようにしている。野菜はほとんど揃うし、牛乳もある。でも牛肉は高くて滅多に買えない。ゴロピカリ(群馬の米)もまだ食べたことない。人々から批判を浴びながら無洗米を使っている。
海がないから鮭や海老は無理、と書いたところで、(不確かだけど)ボリビアかどこか、海のない国に海軍があったのを思い出した。


ライナスの毛布

この家に毛布はあるが掛け布団はまだない。だから昨日や今日みたいに冷え込むと寝袋の登場となる。そんなに寝袋が好きかって? 好きだねえ。この世で好きなものを10個あげろと言われたら、タバコやコーヒーやゴマサバとともに寝袋もあげると思う。

早朝から「へたれ」。昨日の教訓でいつもと違うスーパーに散歩がてら。梅雨でもなんでも馬には乗る。


タイトル「へたれ」

や、いかんなあ、最寄りの銀行でも何も考えずに車で行っちゃう癖。着いてから、歩いてきたらいい散歩になったのにと思うがもう遅い。

昨日の打ち合わせで、未定だった短編のタイトルが「へたれ」にひとまず決まりました。全然ふざけてません。8月か9月の野性時代に掲載したいけれど、他とのからみもあって不確定。
なんかこの夏から秋にかけてはいろいろ出ます。オマエはフランク・ザッパか、と自分に言ってみるが、全然スケールが違うな。


無題

ついにウチもクーラー入れました。そんなとこで根性の浪費をしてても仕方ないもの。あまりに鬱陶しいので髪も切ってショートにした。さっぱりした。
今回はまだ一度しか雷雨にあってない。今日は来るかな。

午後、角川書店来群。再校ゲラ戻し、書きかけの短編と単行本の打ち合わせ。


福々しくなりました。

ああいかんいかん。飯がうまい。自炊太りでチノパンがきつい。東京に帰れば痩せるのはわかってるんだが、まだ当分帰らない。

4時起床、午前中に「2+1」再校ゲラを終わらせる。「沖で待つ」も仕上げて送付、入稿へ。次は小すばの「ダーティワーク」だが、そう一日でとんとん行くわけがなくて、まずは7月の対談(新潮9月号)の準備。適当に一時間くらいぶっ倒れたりしながら。


コールマンがあるじゃないか。

椅子をどうするかは、ずっと考えていた。北欧家具なんて十年早い。高くてかさばるし、でも今の折畳み椅子だけの暮らしはちょっと、一休みしたり本とか読むにはしんどいのだ。
折畳み椅子は二脚しかないのに、明後日角川書店が二人で来る。新幹線で来る人に椅子を持ってきて下さいとは言えない。困った。
でも間に合った、思いついた。
昔からよく行っていたアウトドア屋にコールマンのキャプテンチェアがあった。ゆったりしていて座り心地もいい。邪魔ならたたんでおけばいいし、サイドテーブルがついてるから灰皿もおける。安くていい買い物だった。


ベゲなしで寝てみる

医者から試してごらんと言われた件。わりと体調がいいので、寝る前のベゲタミンBを抜いてみた。ただ抜くのではなく前から飲んでいるコントミンがバックアップになるという。
ちゃんと眠れて、目覚めもよかった。再発予防のために飲まなければならないものもあるけれど、薬が減ることは喜ばしい。
なぜか。
単純に肝機能の問題。酒がようけ呑める。

昨日打ち合わせをした「沖で待つ」と、「2+1」再校ゲラがかなりすすんだ。短編だからじっくり仕上げたい。


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