最近、早起きには慣れているが５時に起きると一日が長いのだ。今日は通院日。調子がいいと薬が減って嬉しい。
午後からは届いた資料を見ながら、あれこれ思いついて落ち着かない。こういう日は思いついたことを片っ端から書き留めておくだけで、その良し悪しはさっぱりわからない。

帰京。勢いでクロゼットの整理をし、使い捨てコンタクトを買いに行き、散髪をして、諸々雑用を済ませる。私はフォーカス・デイリーズを使っているが、昔は一週間とか二週間とか待たされた。今は商店街のメガネ屋でもすぐに出してくれるんだなあ。これで散髪中に文芸誌も楽々読める。隣の客のハーブの話を聞きながら私は大江健三郎。

夜はパン。群馬でついに一度もパンを食べなかったので、久しぶりで旨かった。

届け出がないから郵便物の配達ができん、と郵便局から居住確認の葉書一枚。一体、表札が読めないのかね。電話をしてやっと届いた郵便は、あれほど東京に送ってくださいと念を押したNTTから。全くどいつもこいつも。

一定期間（週単位とかで）の郵便転送サービスがあったりいいのに、と思ったのは入院したときだ。一人暮らしで入院するとどんな郵便物がきてるかさっぱりわからない。郵便局に聞いたら引越扱いになります、と言われて精神病院に引越なんか出きるかバカ！　と思った。ほったらかしてたらやはり自分が困った。

乗馬は、やって５年、休んで５年。今は情けないほど足が痛かったりバランスが悪かったりするが、昨日、今日は「これか？」というポイントがちょっとだけつかめた。早く勘を取り戻してガンガン障害を飛びたいなあ。
午後、乗馬の仲間とバーベキュー。

遊んでいると見せかけておいて小説すばるには連作の進捗を送る。

今日もまあ、似たような生活をして、山を見ながらのほほんと冷やし中華を食ったりしているわけだけれど、東京に戻る日はだんだん近づいてきている。次はいつこっちへこられるのかなと早くも画策中。月末、文芸誌が校了に入った隙に来れるといいんだが。
東京でやることと言えば打ち合わせと取材と通院くらいしか思い浮かばないんだけれど、ええと、なんか忘れているような気もする。ああ、優先順位の一番は散髪だ。ここで昔行っていた美容院はなくなってしまったから。

昨日の昼は半そでを着ていたのに、今日は暖房を炊いている。昨日のストロガノフの残りを食べ、文學界の原稿をやり、ずいぶん前に買った本を読む。

ここは燃えないゴミの日が月に二回しかないので、今回は二週間近くいるというのにうまく当たらない。ポリ袋のゴミをトランクに積んで帰るのは、車だから出来るものの新幹線じゃ不可能だなと思う。
山奥の産廃捨て場はサラリーマンの頃、何度か産廃を持ち込みに行ったから知っているが、まさか家庭ゴミを持ち込むわけにもいかない。昔、プレハブで受付の仕事をしていたお兄さんがかっこよくて大騒ぎしたが同僚は男ばかりで誰も反応しなかった。

午後、仕事で煮詰まったので夕飯の下準備をしておいて、コーヒーを飲みに行く。文學界の小説でまだ書いてなかった割と大事な部分のメモを手帳から発掘、これが動きそうなので今夜からやることにした。明日は馬はお休み。

小説は４本持ってきているが全部バランスよく進展なんてことは、少なくとも私には難しすぎる。でも仕事のすすまない罪悪感ってなんなんだろう。

結構いい感じに日焼けして、毎日仕事もしてましたと言っても誰も信用してくれなさそうだ。「角川にモディフィカシオン打ち合わせ用草稿を送った」とか書いとかかないと。

今日は「なんとかの日」ではなく「国民の休日」って書いてある。休まない私は非国民ですか。理由なく休んじゃいけないとは言わないが、いろいろわけのわからん休日があるんだから、今日だって「美学の日」とか「問題児の日」とか「器用貧乏の日」とか、なんでもいいじゃん、なんかつけとけよ。

朝、馬に乗る。考えすぎで力入りすぎ。
スーパーに寄って帰ってきてまだ昼。午後いっぱいかかって、スモールトークに入れるエッセイ６編を仕上げて送る。エッジがなかなか繋がらない。
これから飯の支度をして、夜は小説。

浅間が今日も煙を吐いている。ここでは毎日、当たり前のように山の向こうに日が沈む。昨日の夕焼けはすごかったが、今日はふんわりしている。

昨夜はずっと読もう読もうと思っていた文芸誌のバックナンバーで、面白い小説を読んだ。ここで読むのがぴったりだったかもしれないと思った。

今日もなんかの祝日なのかな、と思って共同通信webを見ると、「郵便貯金の日、緑茶の日」だった。群馬は夕べ雨が降って今日は風が吹いて、山がよく見える。友達に見せてあげられなかったのが残念。

カレーもあるし、サラダもあるし、乗馬クラブ休みだし、ちょっと散歩して、あとは終日仕事。