Diary

モノはいりません

東京へ。
せっかちな私はもはや衣替えである。もうこれ以上太らないことを誓って、昔着ていただぶだぶのズボンやカットソーなどを捨てることゴミ袋3袋分。ブックオフに本を売ること2610円分。今度CDもまとめて売っちゃえ。古いネタ帳も捨てちゃえ。文芸誌もいらねー。我が家は博物館ではないのだ。
それでも東京の家は圧迫感がある。


東京イヤダ病

喫茶店で仕事をした後、来月からの露出に備えてシャツとかジャケットを買いに行く。自転車でデパートに行けるのは楽でいい。久しぶりに晴れたので自転車が楽しい。
冷蔵庫の中がからっぽなので昼は定食屋。実はここいらには安くて量がすごく多い店があちこちにある。いやっちゅーほど食べて600円から700円。
午後は東京イヤダ病と闘いながら働く。明日戻る予定。もう面倒くさい、ずっとこっちにいたい。


馬より先に

客人帰京、夕方乗馬クラブでコース走行。猛烈に馬が欲しくなったが、まずてめえの生活をちゃんとしろよって感じだ。昨日は客人の昼寝に乗じてちびちび仕事をしたが今日は久々に休んだ。


温泉は好きですか

連休とやらで客人が来ている。野反湖にドライブに行こうかと思っていたが天気が悪くて断念、温泉に行く。
実は私、温泉はそんなに好きじゃないのだ。普段の生活でもいつもシャワーで、殆どバスタブに湯を張ることがない、どうしようもなく寒いときくらい。だって、風呂につかってるときって暇じゃん。湯上がりの汗もいやだし。それにひどい貧乏性で、今この時に小説のディテールが浮かんだらメモできない、とか思うとそれだけでどきどきしてしまう。
夜は例によって飲みすぎた。


ストイック業

家でひとりのときに酒を飲まないと決めているのは、飲んじゃったらキリがないし、殆ど毎日家にいるわけだし定時ないし、というわけであっという間にアル中の出来上がりになってしまうからだ。朝起きてすぐ着替えるのは、寝巻きで仕事を始めたら一日中寝巻きになってしまうからだ。自由業という言葉の響きからはほど遠いストイックぶり。早起きの理由はなんだろう、静かだからかなあ。飯の心配も外出の心配も先のことだから落ち着いて仕事ができる。でも早起きのせいで夜は9時とか10時に寝てしまう。だんだん動物に近づいている。


たまには書ける日もある

昨日の小すばの打ち合わせで、書きたいことがびしっとまとまった。朝起きて10枚、昼から10枚書いて、一日で遅れを取り戻した。まだいけそうな雰囲気だけど書きすぎて頭が痛い。ちょっと休もう。30枚から50枚ってことだから10月校了全然余裕。こんなにばかすかいけるのは「2+1」以来か。絲的ではよくあるノリだが、ああ書いてるって思えるのは嬉しい。職業だから当たり前か。でも内容がいいかどうかは例によってわかりません。


途中経過ご報告

読者に聞け! 登場人物人気投票途中経過。
見事に票が割れまくっています。本命も対抗もありません、ずらり横一線。ちょっと驚きました。この様子じゃ誰がトップになるかまるでわかりません。
投票は月末30日までです。投票くださった方、お楽しみに。まだの方、一番好きな登場人物にぜひ一票を投じてください。メールにて受付しています。

今日は群馬の家で小説すばる打ち合わせ。もう締め切りまで一ヶ月ない、今日動き出さないとやばい。


冷たい電車

朝、痛んだ総菜を捨て、ちょっと涙ぐむ。午前中に家を出て、東京へ。角川会議、「本の雑誌」インタビュー、その後、銀行のことなど済ませてから新潮打ち合わせ。50時間ぶりくらいに食事。日帰りにて群馬に帰る。スケジュールは結構ハードだけれど、やれば出来るじゃん、東京出張。

今日は電車酔いはしなかったが、しかし中央線でもなんでも、なんでああJRってのは冷房きかせるのだろう。私はカニやイクラじゃないんだ、と叫びたくなるほど冷える。肩こりまくり。


今夜こそなんとか

ここんとこ、腹なんて放っといても減るもんだ、とまで思い上がっていたのだ。夕べ、おかずを三品も用意してみそ汁まで作ったら、ぴたりと食欲がやんだ。なにも食えなくなった。今日も食ってない。今夜は食えますようにと祈るような気持ち。明日は出張だしなあ。体力的にどうのではなく、食欲は精神状態と連動するから気になるのだ。気持ちが少しささくれだっている。

(これまでの経験だと、こういう日記を書くと食べられるシステムになってるので大丈夫でしょう)


ゼロからやる、ゼロでとまる。

行き詰まると外で書くのはここでも同じだ。特に昼の暑い時間、自転車で出かける。帰ってくると涼しくなってくる。
群像は少しすすんだが、一番近い締め切りの小説すばる第二話が、どうにもこうにも動かない。なんか、書こうと思っていたことが違うんじゃないのかと思う。或いは登場人物が間違っているのか。連作といってもまだ第二回じゃ流れも勢いもありゃしない。ゼロからやるのだ。
小説って料理と同じである程度やってしまうと、もう方向転換できなくなって、それを仕上げるしかなくなってしまう。ダシが利いてないのに、大事な食材が入っていないのに、スパイスだけでごまかそうとしても無理だ。完成させる気がないのなら、なにもしない方がいい、ときもある。その点エッセイの方が使い回しがきく。


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