Diary

授賞式。正賞と副賞をいただく。副賞は名前が裏に入った時計だが、銀座和光の包みの中の文學界のしつきの紙箱の中の立派なクッションとか入った箱の中に入っている、そもそも銀座和光なんて人生最初で最後の包み紙という気がして、袋からなにから全部とっておくべきなのか、時計だけをとっておくべきなのか悩む。
式そのものは大げさなものでなくて良かった。また写真を沢山撮られた。何枚撮ったってまずい顔なんだから無駄だと思うんだが、なぜか撮られるとお礼を言ってしまう貧乏性だ。
読売と毎日の記者の人が来てシャンパンも飲まずにずっと喋りまくりだった。でたらめ言ってないだろな、自分、と後で思うが何を喋ったかあまり覚えていない。いつ記事になるのかは判らないが、悪いこともしてないのに新聞に出るとは。
とりあえずこれで一段落だ。次作「第七障害」は早めに編集の人に見てもらうことにした。どうも心配なので。


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