Diary

蒲田どんづまり

「しかし蒲田は遠いな」と言われて、変な感じがする。実家は世田谷の急行の止まらない、大した商店街もない駅から歩いて15分、バスは比較的便利だが夜は使えないので、不便このうえない。だから蒲田に住んでその便利さに驚き喜んできたのだ。東京駅とか銀座とか上野に近くなったし、学大に行くのも安くて早くなった。遠くなったのは新宿くらいで、でも横浜を活用すれば新宿なんぞいらないやと思っていたのだ。
でも改めて考えれば、蒲田は東京のどんづまりである。川崎まで行こうなんて思ったことすらなかったがその川崎がすぐお隣だ。クソ不便だと思っていた羽田や鮫洲に近いのである。東急線を使い慣れた人だとそうでもないが、品川乗り換えで山手線から来ると確かに遠い。大体通勤でもしてない限り品川ってだけで遠いもんなあ。
以前は都心といえば銀座界隈だった。昔の都心に便利な大森や蒲田は少しずつ衰えていく、その感じがなんとも私には好ましいのだが。


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