2004/10/8 金曜日
『逃亡くそたわけ』
小説をさぼると家事をやってしまうから疲れてしまうのだ。毎日確実にきれいになっていく家がキモチワルイ。雑巾と洗剤を手になまはげの如く「汚ねえ子はいねがー?」とうろつきまわる自分が不気味だ。なまはげとかわはぎは似ている。岡っ引きと風邪っぴきは似ている。おのろけともののけは似ている。うつけものとおつけものは似ている。やっぱりちょっと頭が変なのか。
変な言葉といえば、あれだ、もうそろそろいいでしょう。来年(時期未定)刊行される中央公論新社の書き下ろし長編タイトルは『逃亡くそたわけ』と言います。もうずっと前から決まってたし、大詰めに近づいてきていちいち「書き下ろし」と言うのもしゃらくせーので公表します。だから中公の担当者と「えー、くそたわけの件なんですが」「くそたわけ、よくなりましたねえ」などと大まじめにやってるわけです。