Diary

2016年振り返り

2016年は私にとって、いろいろなことがありました。
公開書簡フェア、絲山房、オリジナルグッズの物販、「いとろく」、ラジオではAirPlaceなど、新しく始めたことがたくさんありました。
『小松とうさちゃん』刊行後は、各地の書店さんや絲山房での読書会やイベントも行い、たくさんの読者と以前より近い距離感でお会いすることができました。
取材でも各地に伺い、それはどれも本当に充実した経験となりました。
8月には谷崎賞をいただきました。私は同業者との繋がりを持たず、経済的にも厳しい状況が続いていますが、そんななかで本当に励みになりました。
プライベートではクーペ・フィアットがとうとうダメになり、サンバーに乗るようになってまた視界が開けてきました。ひょんなことから、また馬に乗るようになりました。
健康面では4月に、眠剤、向精神薬など全ての処方薬がなくなりその後も通院は続けながら、双極性障害の再発なく過ごせています。「こころの科学」にて「絲的ココロエ」という連載も始めました。
  
新しいことを始めるだけでなく、たくさんの手放しもありました。でも、ひとつ手放せば必ず次のひとつがめぐってくるという確信を深めた時期でもありました。
今年はプロセスの年だったという気がしています。
今の時点でなにかを評価することはできないけれど、もう少し経ってからなにか転機のようなものがあったと気がつくかもしれませんし、次のチャンスに気がつくかもしれません。
 
2017年は、与えられた機会にベストコンディションで臨むことに気をつけたいと思っています。年齢的、体力的に厳しいときがあっても、せめて気持ちの部分ではいい状態で向き合っていけるようにしていきたいです。
もちろん、今年よりも小説を書く時間を作らなければと思っています。
馬に乗ったり楽器を弾いたり、少しでも余裕ができたらドライブをしたり絵を見たり人に会いに行ったり、自分のための時間も確保しなければと思います。
 
今年お会いできた方、やりとりできた方、本やラジオでご縁ができた方々に心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございました! 来年もどうぞよろしくお願いいたします。


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