Diary

群馬県高等学校教育研究会・図書館部会での講演。
読書は、その習慣のない人にとっては、初めて一人でラーメン屋(寿司屋、銀座のバー)に行くくらい勇気がいること。無理矢理読めと言われると、眠っているところを起こされてラーメンを食べさせられるくらい苦痛だったりもする
本は鏡だから、読書感想文やあらすじを書くことはとてもおそろしいこと(必ずではない、作品や読み手による)
教育はたくさんの引き出しを用意するイメージ
再読して好きになる本もある。何度も繰り返して読んでいるうちに愛読書との別れが来ることもある。これは友達と同じ
小説家として、登場人物の社会観を尊重することはとても重要。でも殆どの読者はそれが自然に出来ている。実生活でも大切なことだと思う
そんなことを自分の読書体験を交えてお話しさせていただきました。
 
終わってからもっとうまく説明すればよかったと思う点、質問に対する答えで不十分だったと反省する部分がたくさんありました。
教育の現場におられる先生方に生意気なことも申し上げたかもしれませんが、本好きでひねくれ者だった生徒のなれの果てとして聞いていただけたらありがたいと思いました。


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