Diary

山の春

実家の水仙は正月に咲くけれどこっちは今頃。もう少したってから北毛に行くと、花は梅も桃も桜もチューリップもなんでもかんでもいっぺんに咲く、惜しみなく咲く。

今年の冬は野菜が高くてまいったが、それこそ花が咲くように安くて美味しい野菜がいっぺんにでてきた。カキ菜はボンゴレにすると春っぽい。ふきのとうは以前も書いたけれど鍋焼きうどんの薬味に。大根菜はもちろん菜飯。ブロッコリは小房に分けずに頭からみじん切りにして冷凍しておくと洋風のチャーハンでもパスタでも使いやすい。そのうちタケノコが出てきたらごはんに炊き込みたい。冬の間は家のなかが寒くてとてもサラダなんて食べる気にならなかったけど、久しぶりにコールスローもいいな。コールスローにはなぜか安いハムの方が合う。

着るものも食べるものも一気に変わってあわただしい。

家に閉じこもって本読む気になれないので出かけようと思う。離陸とか新潮の短編とか文春の次のやつとかあれこれ考えながら走りたい。


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