2011/4/12 火曜日
初めての教壇
昨日は法政大学院の初回講義。同じような時間にゴミ出しに行くことも通院することもあるのに、なにが違うのか出掛けに犬どもがピーピーピーピー鳴くのに参った。おまえらは字が読めないから大学は無理だよ。
初回ということで、ガイダンスを行いました。要はこの一年間で、こういったことをやっていくよ、ここまで力をつけてほしい、という話です。あとは、彼らが社会人になったときに(どんな職業でも)必ず役に立つことを身につけてもらいたいという部分は、私自身の目標でもあります。学生との対話で、こちらが啓発される部分も多々あると思います。学生たちが、みんな生き生きした表情で聞いてくれるのがとても新鮮でした。(ときどき笑いをとらないと安心できない自分はいかんと思いましたが)。
私が学生のときなんざ大昔ですが、大教室で川勝平太先生(現在静岡県知事)の授業を聞いていたときの、経済学の面白さ、集中して深く入って行く感じは鮮明に覚えています。もちろん素人教授ですからああはなれないですけれど。
しかし困ったことが一つ。大学/大学院の授業ってどうやって終わるんだろ。全く思い出せません。「起立とかって言わないよね?」と言ったら学生に笑われました。「また来週!」じゃラジオみたいだし、挨拶しないのは気持ち悪いので「お疲れさまでした!」と言ったけど違うと思う。学生たちはにこにこしながら「ありがとうございました」と言ってくれたけど。
講義の後、群像と打ち合わせ。今後、群像では定期的に短編を掲載していくことになります。