2011/4/4 月曜日
片品に行ってきました
念のために、片品村は人口5000人で、1000人の福島県からの被災者を非常に早い段階で受け容れた、群馬県内の村です。
今日は何もわからないのでドライブがてら、児童書をたくさん持って様子を見に行きました。宿の訪問の後、小学校の説明会に参加して絵本、児童書の配布をしました。「大泥棒ホッツェンプロッツ」は、人気がありましたし、「銀河鉄道の夜」を抱きしめるようにした子にありがとうと言われたとき、心が震えました。ですがなぜか私は、バナナの叩き売りのおっさんみたいになってました。
地元の方々から、ラジオ聴いてますと言われてとても嬉しかったです。役場の方々は片品がラストシーンになった「ばかもの」を皆さんご存知で、物書き冥利につきることなのですが「ばかものの絲山さんだよ」「ああ、ばかものの絲山さんねー」と言われてました。
本なんてものが被災者の方に、今どれだけ必要かどうか、わかりませんが、次回は大人向けの読みやすい本を持ってお邪魔したいと思います。そのほか、できることをお手伝いしていきたいと思っています。