Diary

犬寸劇「本の題名」

朝の散歩で牛犬が振り返って言いました。
「おかあさん、本の題名、考えました」
「なんだい?(そんな宿題、出したっけ)」
「『八月の冬毛』っていうんです。どうですか?」
「悪くないけど、実際には汗かいた腕とか足におまえの冬毛がくっついて鬱陶しいよ」

バッタを探していた茶色も、こちらを見上げて言いました。
「おかあさん。わたしのは『ダルメシアンの末裔』です。どうですか」
「聞くところだとダルメシアンも入ってるらしいけど、おまえはどう見ても、日本犬の雑種だよ」
「じゃあ『グルメ時代劇 ひかえおろう』っていうのは」
「もうやめなさい。そんなこと考えるくらいだったらみなさんに残暑見舞いでも書きなさい」

そんなわけで、今、二匹とも腹這いになって残暑見舞いの内容を考えております。一両日中にはご披露できると思います。


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