Diary

どこも同じだけど

転勤がある全国メディアの群馬の支局からの取材依頼はいつも同じだ。
受け手である群馬の人が一番わかっていて、
私は足して7年だけど少し良さがわかってきて、
転勤族が一番何も知らないのに、なぜ彼らは、
私を使って「群馬の良さ」を、啓蒙しようとするのだろう。

逆を考えてみて欲しい。
東京在住の群馬出身者は、百回も二百回も「東京のよさ」を質問されますか?

たまたま、私は転勤で来て気に入った。
それだけのこと。
彼らが「群馬に来て嬉しい」と思っていないことなんて、一目見ればわかりますよ。
受け手に対して何が失礼とか考えたことはないんだろうか。

磯辺煎餅や焼きまんじゅうを地元の人に勧めるような扱われ方をされるのは、もうたくさんだ。
ここ数年とか最新の仕事で扱ったことに対する取材協力なら、殆ど断ったことはない。
だがしかし、いまさら芥川賞は恥ずかしい、やめて欲しい。
例えば野球選手に話を聞くのに5年前のデータだけ持ってきますか?
本の宣伝になるよとかそういった類についての答は「作家の超然」にもう書いた。


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