Diary

ストレスゼロの家造り

キャンプの連載エッセイ「絲的サバイバル」は三月下旬の刊行、エッセイ集ということもあって部数が少なくてびっくりだけど、装丁、帯は楽しいものになると思います。今回、群像新人賞の選考や、私事ですが引越の関係もあるんで、サイン会はなしの方向でお願いしたいと思います。我が儘言ってすみません。

朝から毎日エッセイ、事務処理などをやって、徒歩で工務店へ。電柱、棚、浴室タイル割り付け、照明など打ち合わせ。建物の性格上もあって、変更しなければならない照明の選定がなかなか難しかった。いくらなんでも照明関係は素人である。
例によって社長と私の会話。
私「社長、台所の手元灯が抜けてますよ」
社「後にしてくれよ! 順番通りじゃねーとやなんだよ」
私「じゃあ、ブラケット照明からいきますか」
社「俺ぁカタログ見るのがきれぇなんだよ! ちょっと見てくんない」
私「社長、ショールームも嫌いですよねえ」
社「そーだいのう」
私「そーゆーのって、施主が言うことじゃないですか。あれが面倒、これが面倒って」
社「あー腹へった」
打ち合わせが終わっても、
社「よっし、これで大体いいだろう」
私「どうもお疲れ様でした」
社「ああー、目がいてぇよー」
もちろん、現場での社長は天才。こんな関係の家造りはなかなか楽しいです。


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