Diary

大好きだけど教えない。

もう朝酒はしないと言っていたのにやっぱり朝から友達とちょっとだけビールを飲んで、午後から外でゲラとか新作とかをやって帰ってきて、家でゆっくり美しい小説に酔いしれる、結構幸せな日。

この人の本を読むのはまだ3冊目なので全部好きかどうかはわからないが、ひとつの文章を何度でも頭の中で朗読してみたい思いと、先へ先へと読みすすめたくてもどかしい気分と、もう本の残りのページが少ないのが勿体ない気持ちと、読み終わった後の余韻とがいつも味わえる。唯一の不満は、ずいぶん前に出たこの素晴らしい本がなぜまだ二刷なんだ! ということ。
でも、だれかれかまわずすすめることはしない。本当に好きなものって、そんなものかもしれない。


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