Diary

冷蔵庫優先

「沖で待つ」打ち合わせで文春来群。高崎駅まで送迎。私にはたまらなくいい場所だけど、人にはどうなのかわからない。家に入ってあまりの物のなさに、編集者絶句。だから私が東京出張しますよと言ってるんだけれど来週は角川来群。みんな遠くに行きたい気分なのかしら。

で、いつ帰って来るんですかと聞かれるけれど、全然わからない。冷蔵庫にはまだ食材がたくさんある。食べ物を捨てることができない私は、冷蔵庫が空にならないと帰れない。


風景と腰痛

麦の刈り入れがはじまっている。このあと株のところを焼くから畑のそばは車の窓を開けて走れない。暖かくなると山は滅多に見れない。昼は暑かったが朝晩は涼しい。

朝は腰痛で半泣きになりながら仕事。午後になって痛みが薄らいだので一鞍乗りに行く。昨日暴走した馬はばてていた。
挽肉と鶏肉、野菜をあれこれ買って帰る。


夏休みの予定

通院後、群馬へ。早速野菜を買って豚しゃぶサラダでばりばり喰らう。
競技馬に乗ったら暴走された。最後はメーター障害を飛んでくれたが、くやしくてたまらない。それに腰が痛い。馬から下りると絶妙なタイミングで所長がやって来て「夏の山梨の試合出ようや」ええ、出ますとも。ちょうど小すばの校了後だ。ここのクラブから出るハンデは前夜、死ぬほど飲んで二日酔いで競技に出ることなんだが。


愚かしいこと

しかしタバコのパッケージ、めちゃめちゃですな。喫煙の危険についての野暮な御託が半分くらいの面積を占めている。商品のデザインに対するお上の過度な干渉って、すごく嫌だなあ。

ちょっと違うかもしれないけれど、「百年の孤独」で、不眠病による物忘れに冒されたマコンドの人々が「机」「椅子」「時計」「雌牛」「豚」「バナナ」などと物に名前を書きはじめ、挙げ句の果てに「コレハ牝牛デアル。乳ヲ出サセルタメニハ毎朝搾ラナケレバナラナイ……」などと馬鹿げた書き付けで家や街を一杯にしていった部分を思いだした。彼らは病気が治ったとき、恥じた。

厚生労働省やJTも事務所に「ここは仕事をするところです。仕事には依存性があります。働きすぎた場合過労死が生ずることがあります」と壁いっぱいに貼って仕事したまえよ。


目からブドウ

目からまつ毛の生えた黄色いブドウ(皮なし)がぽろりと出てくる夢をみて気持ち悪かった。耳からでてきても鼻からでてきてもブドウというやつは不気味だ。天気がいいので窓をあけたら蝿。いやいや払う税金。

夜はMUSIC PLANT打ちあわせ。10月のロビン・ヒッチコック来日で協力を頼まれている。なにか出来ることはないか。インタビューの聞き手でも対談でもエッセイでもなんでもやります、ということで現状少し媒体に問い合わせをかけているところ。
こういうときだけは、もうちょっと自分が有名だったら、なんて思ったりもするけど、普段のことを考えたらやっぱ現状でいいっす。


無題

散漫な日。原稿もちょっとしかすすまないし、資料を読んでも途中で放り出す、どっか行こうかと思ったけど結局やめた。夜になって突然びしっとするとも思えない。明日からまたしっかりやろう。

日経新聞のエッセイを読んで下さった方からメール多数いただきました。この場にてお礼申し上げます。どうもありがとうございました。


今一番欲しいもの

今一番欲しいものって、なんですか。

私は寸胴鍋。競技馬もそりゃあ欲しいが今の経済状況では無理なので、まずは寸胴鍋。絶対欲しい。昔は持っていたが、ホーロー製で最後は穴があいてしまった。今持っている両手鍋は深くないから大量煮込みができない。これからはラタトゥイユの季節だし、ミネストローネも牛筋煮込みも仔牛のビール煮も、誰かお客が来たらボイルドビーフも、と妄想を膨らませている。
一日一食のくせによく言うよって感じだが。

野性時代の「2+1」の次の短編、「モディフィカシオン」というタイトルをやめてからまだ新しいタイトルが決まらない。


ときどき雨

「東京人」打ちあわせ。貴重な写真資料を見せていただく。

しかしこの不規則な雨。自分が雨に濡れるのはかまわない方だけれど、ベランダに干しっぱなしのシーツはどうしたものか。忘れていたら乾くかな。だらしないけど。


秘書になる日

書類作成、郵便局、銀行などへ行く用事、それに細かい買い物、いろいろたまりまくったので、早起きして午前中は自分の秘書になりきることにした。私本人は運動と称して歩いてばっかだが、秘書なら効率のために自転車を使ってもいい。他人の秘書ならキレイにしてにっこり笑ったりするかもしれないが、自分のためなら愛想はいらない。
でも、気分が変わると面白いもんで「そろそろ麦茶でも煮出そうかしら」なんて麦を買ってきてしまったりする。いったい誰がやるんだよ。

午後から本業に戻り、共同通信のエッセイ。夜は小説すばるの職業取材。


よいよいiBook

「沖で待つ」はいまが大事なところだというのに、東京でメインに使っているiBookがやばい。なんでiBookかと言うと(前に書いたと思うけど) powerbookよりずっと使いやすいからだ。誰がなんと言おうとOS9が一番いいのだ。けれど、最近、ワープロしか使ってないのに何度もフリーズする。商売道具だからなあ。これからpowerbookは熱くて触るのがますます嫌になる時期だし、そろそろ本気で次を考えないといけないのだろうか。(多分この程度じゃ何もしない)


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