Diary

ただいま!

弱冷房車(やばい)のクーペ後部座席(ひろい)に荷物を積んで群馬へ。これから東京との二重生活になるが「帰ってきた」と思うと嬉しくてたまらない。群馬の水はおいしいと言葉では覚えていたが、水の冷たさを忘れていた。腹に染みる。

それにしてもこのアパートって、高級感はないが一人分で考えたら東京より広くないか? 収納もやたらついてるし。あんまり考えるといつまでも東京に戻らなくなるからやめとこ。今夜は飲み仲間が歓迎会をしてくれる。

何もない部屋に風が抜けて気持ちいい。


重大な見落とし

余裕があると思ってガンガン仕事や取材の予定を詰め込んで、どうしてこんなに今年は時間があるのかな、と思った。そして大変な見落としをしていたことにやっと今日気づいた。

野球だ。野球を忘れていたのだ!
だから去年の方が仕事が少なかったのだ。阪神×巨人の日なんか打ち合せも避けるようにしていたのだ。
慌てて調べたら、開幕からなんとも面白いことになっていたではないか。阪神は首位だし、巨人なんか最高じゃないか。一体何をぼーっとしていたのだろう。今日から心を入れ替えて巨人戦のラジオを聞くけれど(それしかやってない)、ちゃんとミセリは出してくれるんだろうな。ええっ。


長い夕方

7月に紀伊国屋書店i feelに掲載される「ニート」(20枚)の続編となる「ニート2」(50枚)を野性時代に送付。脱力。
もう今日は自分の原稿も人の小説も読みたくない。

毎日1時間歩いていたのが嘘のように外に出られない。コーヒーを買いに行っただけでへとへと。もうとっとと酒かっくらって寝てしまいたいのだが、いつまでたっても日が暮れない。


今日はいつ眠るのか

2時間睡眠の翌日徹夜して、もう生活めちゃくちゃ、午後熟睡。別にそんな無茶苦茶差し迫っているというわけじゃなくて、群像合評対策で文芸誌を片っ端から読み漁っているのと、野性時代の短編を仕上げているだけ。
短編の仕上げというのは一番好きな仕事かもしれない。一個言葉を間違ったらそれで終わってしまうようで、どきどきしながら何十回もプリントアウトして、注意深く直していく。ここで終わり、という瞬間は必ずあって、それを見逃さないようにやっていく。


楽しい荷造り

10日に群馬の引き渡しに行くので、必要なものをリストアップして、荷造りをしている。リストアップと荷造りとどちらも楽しい。
引越とは違うし段ボールの処理も面倒なので旅行カバンに箱を入れ、タオルや布巾をクッションにして食器や調理器具を詰めている。群馬で何が食べたいって、サラダだ。野菜が新しくて美味しいんだけれど、ホテルでサラダを自分で作る気にはなれなかった。
椅子やカーテンはありあわせで十分だけれど、冷蔵庫はやっぱり必要かなあ。

今日は通院日。4月に入ったからか道が割合すいていて助かった。


一気呵成

昨日の角川打ちあわせはとても有意義だった。まとまりつつある小説で懸念していたこと、止まってしまった小説の根本的な問題などが次々解決できて、うわ。これでもう短編集出来たじゃん、と思ってしまったほどだ。(これから書かなきゃできやしませんが)秋ごろに刊行できたらいいなと思う。

そんなこんなで今日はなんかやたらと仕事してる実感がある。
夜は新潮打ち合せ。


雑用まみれ

ちょっとひきこもると用事がたまるたまる。とても一回で済ませる気力がないので、今日はとりあえず銀行関係とコーヒーと電気屋を済ませた。明日はドラッグストアとスーパーと住民票、あと今週中に文房具の補充、てな感じでしょうか。

午後、角川打ちあわせ。
ふと気がついたらダイニングのカレンダーが1-2月のままだった。


今日もひきこもり。

明日の打ちあわせ前に編集者に読んでもらう原稿と格闘の一日。例によって一応終わりまでそこそこは出来ているんだけれど、途中が全然まとまらない、改稿するたびに増えやがる。それで結局今日もひきこもり。


無題

気が鬱いで昨日も食事をしなかったので今夜はなんか食べなければいけないが部屋から出るのも億劫だ。別に水だけでもいーやって感じ。


花の季節

もうすぐ家のそばでも桜が咲くんだろうけれど、どうも桜のあのびっしり感が好きではない。びっしり植えてびっしり咲かせる、というのがいかん。子供のころは素直に「うわー」とか思っていたが、多分花見嫌いがそのまま花嫌いになってしまったのだと思う。
樹に咲く花ならこぶしがいい。薄ら寒い曇った春先に、公園の陰なんかであの白い花がいくつか、心もとなげに風に揺れているのが好きだ。


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