2005/11/16 水曜日
私は鉄道マニアではないけれど、昨日の帰りの新幹線(とき)には参った。まだこんなのがいたのか! と思った。東海道新幹線で最初に導入されたいわゆる0系のお下がりかと思って調べたら、上越・東北新幹線専用で200系というやつらしい。要は80年代の車両。顔が蚕みたいなやつ、鼻先がボールみたいなやつ、目玉の丸いやつ、そして緑のライン。懐かしい、そしてかわいい。そしてボロい。タイムスリップした気分だった。
今日こそ馬に乗ろうと思っていたが、小説現代と打ち合わせすることになった。馬どもよ、もうすこし待っていてくれ。
2005/11/15 火曜日
そんなこんなで家がとっ散らかっている。主に郵便物。今回はまだスーパーにさえ行っていないのだ。自炊は明日から始めたい。できることなら馬にも乗りたい。え、仕事ですか。うん、まあ。(そろそろ小すばの連作がやばい)
今日は東京日帰り出張。新潮といろいろ打ち合わせ。じゃあなんで昨日東京の家に帰らなかったのか、と思うむきもあるかもしれないが、群馬が落ち着くのだ。
2005/11/14 月曜日
昨日、なんであんなに寝たのか、結果論的にわかった。今朝、入院していた友達が会いたいと呼んでくれたからだ。夜までいた。往復280キロ、うちの車はよく走る。
2005/11/13 日曜日
郵便を出しに本局に行って、資料のDVDを見ただけで、あとはごろごろしていた。寒さに弱いのか、疲れがたまっているのか、いくらでも眠れる。あまりお腹も減らない。冬眠する動物に共感する1日。明日からはちゃんと稼働する予定。早くアラジンの石油ストーブが届かないかなあ。ちょっと本を読んで、また寝よう。
2005/11/12 土曜日
サイン会では、多くの人がこの日記を読んでおられるので驚いた。なんか弱音ばっか吐いてると恥ずかしいっすね。でもこれからも気張らずいきます。
電車で群馬へ。吉村昭氏の最新刊を買ったので、新幹線には乗らず高崎線の中でずっと読んでいた。着いたら東京よりずっと寒くてずっと暗かった。星がたくさん見えた
2005/11/11 金曜日
昨日実家で面白かったこと。母が「不思議なことがあったのよ」と言って台所に野菜を取りに行ったら、「不思議なこと」を忘れてしまい、二度と思い出さなかったこと。どんな不思議だったのか、めちゃめちゃ気になる。
今日はインタビューの後、神田三省堂で初めてのサイン会。来てくださる方、ありがとうございます。
そのあと打ち上げ。これで一段落。
2005/11/10 木曜日
明日のサイン会を終えたら群馬に帰れる。今度は少し長くいるつもり。
東京でやり残したことはないだろうか、と考えていたら実家を思い出した。私にしたら車が群馬にあるからバスとか電車で行かなきゃいけなくて不便だけれど、オヤジにしたら一緒に酒が飲めるのでいいのだと思う。
福岡で昔お世話になっていた方が私を発見してくれて、メールを下さった。こちらもずっと会いたかった人なのでとても嬉しかった。新聞に顔が出るのも悪いことばかりではないなあと思った。
2005/11/9 水曜日
通院、午後インタビュー2件、書店訪問1軒。こう書くとなんだか忙しそうだが、診察が早く終わりすぎたため時間をもてあまし、飯田橋のお濠で一人でぷかぷかボートに乗っていた。これが案外、というか、ものすごく楽しい。天気もいいし、静かだし、何より広いお濠でたった一人である。実に愉快で30分があっという間だった。次から1時間乗ろうと思った。
2005/11/8 火曜日
野間新を落ちて、私は全然気の毒ではないのだが、直木のときと同じくとれたら半額を寄付しようと思っていた海外で困っている人々にはしばらく待ってもらうことになった。MATTE KUDASAIというのはクリムゾンの曲名から。もちろん無名の寄付だから知ったことじゃない。またこの先何かでまた賞に縁があれば偽善をやります。
今日は予備日だったので思う存分寝て、それから天一にラーメンを食いに行った。辛しにんにくと辛し味噌をバカじゃねーかというほど入れたので、ものすごく咽喉が渇く。
2005/11/7 月曜日
受賞できたら素直に喜ぶ、出来なかったら気にしない。
こんな簡単なことが今までは苦痛で仕方なかった。でも今回はどちらの結果でも大丈夫だと思う。別に作品の内容が変わるわけじゃない。
今日の夕方、野間文芸新人賞の選考結果発表。候補作は「逃亡くそたわけ」。
いや、泰然としているわけじゃなくて新潮倶楽部に携帯忘れた。これから取りに行かなきゃ。本日もばたばたです。