６年半つき合ったティーポとのお別れの日が来た。新しいオーナーさんが遠方より取りに来て下さる。池上警察までドライブ、それから同乗して実家に置いてあるスペア部品を取りに行き、東京インターの近くまで案内する。
ティーポに世話になったのは、何と言っても二度の引越のピストン輸送だろう。あのパッケージングだからこそ出来た。「海の仙人」の１回目の取材では連日車中泊をした。東京に戻って来てからは、そんなに乗ってやれなかった。最後まで可愛がってもらえよティーポ。

ダ・ヴィンチ「海の仙人」のインタビュー、新潮社にて。その後、帯の打ち合せなど。蒲田から新潮社は結構遠いけれど、電車の中でエッセイを書いていたらあっという間だった。
車の名義変更のため、過去住んでいた場所の徐票を取らないとないといけない。問題は元・大宮市大字某所が今どうなっているかで、調べたらさいたま市見沼区というピンとこない地名になっていた。区だなんて聞いて呆れら。駅から５分でドコモが入らなかったくせに。

ニコクの件、 BBSにて教えて下さった方々ありがとうございます。生まれ育ったとか言っても東京は知らないことばかりです。
旅立ちを前にティーポの私物を取りだして洗車、満タンにしてやる。車庫証明で池上警察へ。車検証まで鞄に入れていて盗まれるものなど何もないのに、窓全開で警察の玄関正面Ｐに止めると「大丈夫ですか？」と入り口で棒を持ったお巡りさん。大丈夫、君は私の車を見張るためにそこにいるのだ。

最近、群馬に縁がある人と会ったりメールしたりすることが多い、と群馬時代の知人に言ったところ、「ゆうまちゃん・ぐんまちゃん」という県（国体？）のマスコットを思いださせてくれた。そういや、埼玉に転勤するとき「サイタマン」というのがあるらしい、と聞いたけれど未確認のまま終わった、「埼玉タワー」って計画もあったけど、本当に作ったのかしら。全く自治体つーのは。
今日は「蒲田まつり」らしい。変なキャラクター出てないだろうかと気になるがパス。

四の五の言わずに仕事である。夕べは４時まで、今日は昼から、野球も大量リードしているので夜も安心して仕事。（いつの間にか逆転されていたりして）
最近疑問に思っていることがある。道路の話だが、タクシーに乗ると「ニコクで行きますか？」と言われるのである。国道２号線は大阪～下関間535キロだからニコクの意味が判らない。第二京浜のこと？　ちなみに国道一号線については、私はずっと「コクイチ」と呼んでいて、それが名古屋の言い方であることにごく最近気付いた。東京の人は「イチコク」と言うのである。コクイチの方が自然だがや。

灼熱の中歩いて、車庫証明のために蒲田警察へ。ところが、駐車場と自宅では管轄が違っていた。それで池上警察へ。遠い。池上警察で書類の不備が見つかり、大屋さんの訂正印でないと通らない。他は全部いいんだから後は郵送とかだめなの？　土日だめなの？　だめに決まってますね。相手は警察です。またとぼとぼ歩いて大屋さんのところへ。
やっぱ一日一食は体力ないなあ。もう限界って感じですが、これから文學界打ちあわせ。次作の件、来年の仕事、その他もろもろ。

同居人と、お互い集めた情報からピックアップした物件の内見に出掛ける。４件目に抜群にいいのがあったのでそこに決める。見つからないといつまでも気になってしまうので良かった。
夜、講談社と電話でみっちり打ちあわせ。こちらも動く。

眠剤を飲まずに眠ったためか、日中気持ちが悪くて動けず、じっとしていた。
夜、角川打ちあわせ。新宿でも銀座でも羽田でもそうなんだけれど、帰りのタクシーで「蒲田」と言っても、わかりませんと言われることの方が多い。一応ＪＲの駅だし東急のターミナルだし大田区役所だってあるんだから、せめて駅まで行って欲しいと思うのだけれど、それもわからない。中には知らなくて当然という態度の運転手もいる。東京が広いのも判るけれど、そんならナビでもつけて欲しい。

安さを謳う自動車保険のネット見積もりを数社検討する。車名がものすごくいい加減だったり、フィアットと選んだ途端にフリーズしたり、電話で問い合わせると「そんな車はありません」と断定されたり、オペレーターまで壊れてるとは。どこもかしこも名前はカタカナなのに、外車に弱いのだろうか。無駄な時間を使って損した気分。とりあえずティーポで何の問題もなかったＴ社継続。

クーペフィアット購入決定。見てくれがああだからもっと怖い車かと思ったが、試乗したら全然違和感なく乗れた。少しは試乗慣れしたのかもしれない。出足は重めだが踏めば速い、ぎくしゃくしない、状態はとてもいい。
浮わついていて、直しておいたゲラを送るのを忘れていた。やんわりと催促を受けてしまった。まじめにやろー。